前回ご紹介したパン屋さんNo.4でいただいた「ファラフェル」は、中東諸国で広く食べられている豆の揚げ団子です。国によって材料が少しずつ変わって来ます。エジプトでは「ファラフェル・Falafel」の事を「ターメイヤ・Ta’miya」と言い、干ソラマメにハーブを山ほど入れて作ります。日本のソラマメはエジプトのとは違うので、私はヒヨコ豆で作っています。

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これがハーブの沢山入ったエジプト風のファラフェルです。

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こんな風に、二つに切ったピタパンのポケットに、レタス、胡瓜、ファラフェルを入れて、白胡麻のソース「タヒーナ・ソース」をかけて食べます。

エジプト風ファラフェル(ターメイヤ)

 <材料> 4~6人分
ヒヨコ豆 250g(一昼夜水につけておく)
玉ネギ 1個(200g)
セロリ、パセリ、ディル、コリアンダー あわせて 200g
ニンニク 1片
 小さじ2強
クミンパウダー、カエンペッパー お好みで適量
オイル(菜種油など) 適量

<作り方>
① フードプロセッサーに玉ネギとセロリを入れ粗みじん切りにし、半分を取り出しボールに移しておきます。
② ①のフードプロセッサーに残りのハーブとニンニク、もどしたヒヨコ豆、塩、香辛料を入れ、滑らかなペースト状になるまでプロセスします。
③ ①のボールに②のペーストを入れ、よく合わせます。
④ ③を二つのスプーンを使って一口大の丸型にまとめ、天板に敷いたオーブンペーパーにオイルを多めにぬった上に並べてゆきます。
⑤ 全部並べたら、オイルを多めに上にかけ、220度のオーブンで18~20分焼きます。
→ 本来は油でキツネ色になるまでじっくり揚げるのですが、揚げ物は作業も後始末も大変なので私はオイルをかけてオーブンで焼いています。

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材料です。この時は上記の分量の倍作り、豆はヒヨコ豆と味のあるウラド豆(マッペ)をミックスしました。ハーブ類は自家菜園のものです。

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材料が倍になるとフードプロセッサーに一度に入らないので、材料を順にプロセスしては大きなボールに入れてゆき・・・

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ウラド豆は、プロセスするとこのようにクリームのように滑らかになります。

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全材料がプロセスできたら、よくかき混ぜます。

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二つのスプーンを使って一口大の丸型にまとめ、天板に敷いたオーブンペーパーを敷きオイルを多めにぬった上に並べてゆきます。大豆ミンチのソーセージ・パティと同じ要領です。全部並べたら上にオイルを多めにかけて、220度のオーブンで18~20分焼きます。

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コンガリ焼き上がりました。

ファラフェルは茹でた豆でなく、乾物の生の豆をもどして作ります。生の豆をすりつぶして熱を加えて固めてお団子にする訳です。缶詰の茹でた豆を使ったレシピもみかけますが、茹でた豆をすりつぶして火を通しても固まらないので、卵や粉をつなぎに入れているようです。

次回はファラフェルに添える白胡麻のソース「タヒーナ・ソース」をご紹介します。