2月末から3月初めの乾燥している日に「干し芋づくり」をしました。

お芋は昨年秋収穫した紫色のさつま芋”パープルスイート”です。さつま芋は収穫した後、適温で保存して糖度を上げて使うのですが、その温度管理が難しいのです。13度以下で糖度が上がり始めるらしいのですが、7度以上でなければならない、それ以下になると腐ってしまうのです。北斜面に建つ寒い我が家の一番暖かい場所に保管していたのですが、多分7度以下になったのでしょう、黒く変質した部分が多々発生。

黒くなった部分が少しでもあると、その異臭が全体に及ぶので、その部分を丁寧に取り除きました

紫色のさつま芋だと変質した黒い部分が見えにくく、取り除くのが大変でした。

マダラのお芋は何だか可愛らしい。

準備出来たさつま芋をふかし鍋に入れ、火にかけるのですが・・・

少しずつ温度を上げてゆっくり蒸す方が甘くなるらしいので、私は水から蒸しています。

さつま芋の大きさにもよりますが、水が沸騰して蒸気が出始めてから70~90分くらい、串が楽々通るまで充分蒸します。

蒸し器の湯が少なくなったら、途中でお湯を足します・

蒸し上がったら火を止め、さつま芋を切って干す作業です。

さつま芋の皮の部分に食べた時の胸やけ軽減する成分があると知ってから、私は皮を剝かず皮ごと干し芋にしています。

蒸したさつま芋はベタベタして柔らかく、切る時崩れやすいので、細刃で薄い包丁で切ります。私は柔らかいチーズ用のナイフを使用。

平たいザルの上にオーブンペーパーを敷いて、そこへ切ったさつま芋を並べて行きます

お芋の大きさがバラバラなので大小ありますが、これが食べる時に便利で楽しくもあります

蒸したての大きさはこの位ですが、干すと小さくなります。

次回につづく