お天気が続いているので、下の畑に植えたトマトが赤くなってきました。 甘くて実がしっかりしている「シンディー・スイート」、5月10日のブログに書きましたように私たちの大好きな品種です。 先日1キロほど採れたので、半分はご近所におすそ分けして、残りをセミドライトマトにしました。
セミドライトマトのオイル漬
<作りやすい分量>
ミニトマト 500g
塩 10g (トマトの重量の2%)
ローリエ 1~2枚
イタリアン・ハーブミックスのアーリオ・オリオ・ペペロンチーノ 少々
菜種油 適量
<作り方>
① トマトは洗ってヘタをとり、縦半分に切り、ヘタの下の白いところを切り落としす。
② それをボールに入れ、塩をふり、全体を軽く混ぜて30分置く。
③ オーブンペーパーを敷いた天板に、トマトの水けを切って、隙間をあけて並べる。
④ 150度のオーブンに入れて30分熱し、取り出して完全に冷ます。
⑤ ④を、今度は140度のオーブンに入れて30分熱し、取り出して冷ます。
⑥ ジップロックに⑤とハーブを入れ、菜種油をトマトが浸るくらい入れ、空気が入らないよう口を閉じる。
洗ってからヘタを取り、縦半分に切り、ヘタの下の白いところを取り除きます。
全部切れたらボールごとスケールにのせ、トマトの重さを計ります。 (最初に使うボールの重さを計っておきます) トマトは500gあったので、その重量の2%の塩、10gを計って入れ、全体を混ぜて30分置きます。
30分置くとボールの底に、このように水分が出てたまっています。
天板にオーブンペーパーを敷いた上に、トマトを水けを切ってのせ、
よく乾くように間をあけて並べ、150度のオーブンで30分熱します。
30分熱して取り出すと、このような感じです。
水分は大分少なくなっていますが、まだグチュグチュです。 これをこのまま30分ほど室温に置いて完全に冷まします。 温度が下がると含有出来る水分が減るので、トマトの水分が抜けてゆきます。 完全に冷めたら、このままもう一度今度は温度を下げて(焦げやすくなるので)、140度のオーブンで30分熱します。
2度オーブンに入れた後は、こんな感じです。 トマトの大小で多少時間が変わります。 このまま完全に冷まします。 冷めたトマトを小さいジップロックに入れ、ローリエ1枚と、アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ(7月22日紹介)を少し加え、菜種油を入れて、トマトが空気に触れないように口を閉じます。 → オリーブ油を使うと冷蔵庫で白く固まって、取り出しにくくなります。
500gのトマトが、約250gになりました。 Ziploc の小に半分ほどです。
このまま冷蔵庫で2~3週間は美味しくいただけます。 使った後、Ziploc の口を閉じる時空気が入らないようにして、カビの発生を防ぎます。 このまま冷凍庫に入れて凍らせてしまえば1年は保存可能です。 使う時に冷蔵庫に移し、2~3週間で使い切るようにします。
このセミドライトマトは、トマトの味がギュッと凝縮した素晴らしい旨味があるので、ベジタリアンの私にとってはベーコンやアンチョビーのような存在です。
トマト味のパスタソースに入れると味に深みがでますし、ちょっと物足りない出来の野菜のパスタに、ハサミでチョンチョンと切って振りかけるとメリハリが出て美味しくなります。 サンドイッチや豆のパテにのせれば美しく美味しく。 ピザにも水分が出ないので使いやすいです。 ズッキーニのグリル(7月25日紹介)などの、焼き野菜に添えるのもよいです。 最後に袋に残ったオイルはイタリア風料理のオイルとして使えます。
家庭菜園で次から次に出来るトマト、出来る時はよそのお宅でも出来るので、おすそ分けもご迷惑になってしまいます。 ひとまずセミドライトマトにしておけば、無駄にすることなく、安心で美味しい家庭菜園の恵みを、1年中楽しめます☆ オーブンでセミドライにしたものをジップロックにためて冷凍しておき、ある程度量がたまってからオイル漬けにしてもよいと思います。
トマトはとても陰性な野菜で体を冷やすので、生で沢山食べるのには注意が必要です。 陰性なトマトを火(陽性)を通して煮込んだり、干したりすると、中庸に近づくので体に優しくなります。 ドライトマトは、トマトのとても賢い食べ方だと思います。