Mさんの介護に追われて2022年の年賀カードの制作が出来ないまま、1月が過ぎ、2月になって、あっという間に2月半ば。どうしても2月中に投函したく必死で制作した2022年の年賀カード・・・

数百枚のカードを投函してホッとした晩の明け方、Mさんが一人で外へ出て行ってしまう事件。

Mさんの更なる介護対策に精一杯の毎日が続いています。もう3月になってしまいましたが、以下私の今年のご挨拶です。

初春

新しい年を如何お過ごしでいらっしゃいますか。私は3度目の骨折でスタートした昨年でしたが、懸命のリハビリで春には歩けるように。その後は進行する夫の認知症の対応と対策に明け暮れた1年でした。

それにしても昨年は大変な年でした。新型コロナとその対策に右往左往する世界、いがみ合う人々、治まる事のない各地の紛争。地震、噴火、大雨、大風と自然は荒れ狂い、深刻化する境汚染や環境破壊。「世も末」とはこの事、それらが遠い世界の出来事ではなく、自分の足元にも押し寄せて来ました。

信じられる情報を選んでのコロナ対策、コロナ禍で外出もままならない中での横浜への往復、隣町熱海の大雨による土砂災害、天候不順で菜園の作物は育たず、酷くなる地鳴りや地響き、食べ物を求め鹿や猪が防獣ネットを破って敷地内の植物を食べ土を掘り返す。そして今まで出来た事が次々出来なくなる夫、、、 自分の目の前に起きる事が信じられなくて「これは本当なのか? 狂っている、夢なのかもしれない。」と何度思ったことでしょう。

そんな時「この状況の中で自分はどう生きるか?それを試されている。」そんな気がしました。私は目の前の出来事に真正面に向き合い、如何すれば良いかを自分に問い、それに対する自分の感情や気持ちを観察し、自分の本心に素直な答えを出し、今出来る事にベストを尽くしました。振り返ると、骨折と病気それにコロナ禍で、殆ど外出せず人にも会わない日々が幸いして、一つ一つのステップに注意深く丁寧になれたのです。そして今生かされている意味や自分の役割を再確認し、その先にある命や宇宙の不思議を深く考える事が出来ました。

夫は自分が何処に居るのかも分からない状態で、酷いもの忘れと幻視に悩まされています。最近は常に模様、虫、動物、人が見えているようで、怪しい人が居ると見回ったり110番したり。不安心配のスイッチがオンになると頭がそれで一杯になり、夜中にまで妄想の電話がかかって来ます。私は心労が腎臓に及んで昨年もダウンし,自分の体力気力の限界を知りました。現在、毎日のヘルパーさん、週1回の訪問看護、隔週の訪問診療、週2回のデイサービス、私の24時間リモート介護で何とか対処していますが、いつまで在宅介護が可能かの状況です。

1月7日伊豆に雪が降り、荒れ果てた山々は一面の銀世界になりました。”浄化の雪”私にはそんな風に思えました。心も身体も家も周りの環境も、山も川も海も空気も全部浄化して、多様な生命が調和して生きる美しい地球を取り戻したい、今、私はそんな気持ちで一杯です。

先日コロナウイルスのデトックス効果があるハーブの種も何種類か買いました。冬を春に変える準備の開始です。 皆様の健康と平和を心よりお祈り申し上げます。

2022年 2月