Mさんの老人ホーム申し込みを済ませてから2週間以上。入居出来るのは1年先かもしれませんが、コロナ禍で何時横浜へ行けなくなるかもしれないので、動けるうちに下準備だけでも済ませて置こうとバタバタしていました。

先週、注文していたホームの個室持ち込みのシェルフやデスクの受け取りに横浜の家に行き、ネットショップでMさんにチェアを選んでもらい予約を済ませました。現在のMさんは読書と記録が趣味、ホームでも”座るのが楽しくなる椅子で机に向かって”が私の願いです。

持ち物全てに名前を付けるが残っていますが、名前がプリントされた衣類用アイロンシール、什器用の防水シールも届いているので、後は貼りつけるだけです。

一仕事終えてホッとして、1月初めに届いていたのに開けないでいた、デンマークのお友達からのプレゼントを開けました。

封筒の中は、緑の薄紙で包まれリネンの繊維で結ばれた包み。

リネンの紐をほどき薄紙を広げると

彼女が織ったヨロケ縞の布が

織物作家として素晴らしい仕事をなし続けて来たWinnie、晩年になってこそ遊び心で織れる、リラックスした織物

巾50cm、丈は90cm近くあるこの布は

北欧諸国で使われているタオルです。

一方の端の真ん中についている紐のループ、これをフックに引っ掛けて、キッチンでバスルームで使います。

縞の巾がヨロヨロ変化するので”ヨロケ縞”と呼ばれ、上下する事で密度を変えられる特殊な筬で織られます。現在は北欧でも織っている人が沢山いますが、昔はこの筬が北欧になくて、頼まれて北欧に送った事も何度かあります。

Mさんの認知進行の対応と対処で、織機に向かえない日が続いている私ですが、機に向かえる日がまた来ることを希望の星に、今は今必要な事にベストを尽くしたいと思います。