先日北海道在住の友人から、こんなメールが届きました。「たった2~3日ですが、電気水道がない生活はやはり大変です。特にお子さんや高齢者は大変です。今回役に立ったこと、足りなかったこと、忘れないためにメモしてみたのでご参考まで・・・」

本当に!非常時に何が役に立ったか、何が不便だったか、忘れないうちに書き出して、今後に備えるのは賢明です。

ここ伊豆の家で、私は2度非常事態に遭遇しています。1度は2004年この地を直撃した風速67メートルの台風、停電と断水が1週間続き、電話も通じなくなり、山を下る道は河原と化し陸の孤島となりました。2度目は2011年の3.11、計画停電が何度もあり暖房の石油とガソリンが買えなくなりました。

この2度の経験から、私は非常時に我が家に必要なものを何度も見直し、陸の孤島となっても2~3か月は暮らせるように準備をしました。準備したけど適切でなかったもの、より優れたものに買い替えたもの、色々あります。それらを「あかり」「水」「トイレ」「煮炊き」「暖」・・・と順にご紹介して行きたいと思います。

非常時の「あかり」の一番選手は、

何といっても懐中電灯です。

これ一つさえあれば、真っ暗闇の中でも、状況を見て判断し動けます。停電が長引いた時には照明としても使えます。懐中電灯は電池切れが心配でしたが、今はこんな便利なものがあるのです☆

手回しで充電する懐中電灯です。

このハンドルを約120回まわすと、あかるさLowで16分点灯と説明書に書いてありますが、感覚としては、ちょっと回しただけで随分長い間点灯している感じです。

懐中電灯だけの単機能なので、使いやすく、軽くて丈夫。ボディが蛍光使用で暗いとボ~っと光るので、暗闇でも捜しやすくて助かります。我が家では非常時に捜しやすい場所に何本か置いてあります。

枕元・・・

リビングの階段の手すり・・・

アトリエや書斎の机の上、それに車の中にも置いてあります。

この懐中電灯は「ケーズデンキ」というオンラインショップで何年も前に買ったものですが、調べてみたら現在も販売されていました。

ヤザワコーポレーション手回し充電式LEDライトBL103LPDBK ブラック ¥1522(税込)  またボディが黄色いものがAmazonで販売されています。ヤザワ手動充電式0,3w1LEDライト イエロー ¥1674

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停電が長引くと、台所仕事や食事、団らん等、全体を明るくする照明が欲しくなります。そのために買ったのが同じヤザワのこれです。

ランタンです。

これも手回し充電式で、

ひっくり返すと

底にハンドルがあります。

食事の時にこんな風に吊るして使います。今回チェックしたら、このランタンは現在販売されていないのが分かりました。ランタンでなくても懐中電灯を同じように吊るして使えると思います。

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停電というとロウソクが思い浮かびますが、計画停電は別として、停電は地震や台風時に発生するので、火を使うロウソクは危険度が高くなると思います。

我が家のロウソク類の箱です。

食卓で使っていたもの、非常時に買ったもの、その後見つけたもの、色々入っています。

防災コーナーで売っているロウソク、長時間安定した火で燃えます。

2004年の停電の直後に、とりあえず買ったロウソクとロウソク立て(お仏壇用だと思います)。ロウソクが長いので倒れやすく危ないです!

北欧スタイルの食卓用のロウソク(IKEAで買いました)と、その入れ物。ロウソクの燃焼時間は短いですが、低いので倒れる心配がありません。

こんな蓋つきのローソクの入れ物もあります。開くとフタが鏡となって明かりを反射し、より明るくなるのです。

ロウソクにはこれを忘れないように。

非常時に火事を出さないように、もしロウソクを使う場合は、その取扱いに充分すぎるくらいの注意が必要だと思います。