先週、私は札幌にいました。

好きなホテルに泊まって、掃除も炊事も何もしない、予定もない5日間。 今年、1年間、本当に頑張った自分へのプレゼントでした。

この夏の頑張りと無理で、最近髪の毛がすごく抜け、ずっと髪がまとまらずボーボーの状態でした。出発前にヘアーカットに行く時間がなかったので、札幌に着いて真っ先に行ったのは美容院でした。

コチコチに凍りついた夕暮れの歩道を恐る恐る歩いて、出発前に予約しておいたお店へたどり着き、ヘアーカットをしました。

それから、お腹がペコペコだったので、札幌在住のお友達に教えてもらっていた「ベジタブル・カフェ・ライラ」へ急ぎました。偶然なのですが、美容院とライラは歩いて1分もかからない程近くでした。

凍りついた通りに面したドアを開けると、そこは暖かさとホッとする静けさが・・・

コートを脱いで、席に着き、メニューとにらめっこです。

お店の方の説明によると、薬膳カレーが特にお薦めのようだったのですが、早朝伊豆を発って疲れ気味だったのでスパイスはやめて、カボチャのコロッケのディナーセットにしてみました。

メニューの写真より美味しそうな、カボチャのコロッケのディナーセット。

ご飯もお味噌汁も、オカズも、みんな美味しい~♡ 美味しさと食べ物の滋養が体にしみて行くようでした。

小さく見えるカボチャのコロッケですが、味の濃いシッカリとしたカボチャと椎茸の味が調和して、パワーとボリュームがありました。

「ライラ」はオーガニックな健康空間で味わう身体に優しいベジ料理が特徴で、約農家直送の有機野菜を主に使用しており、店内の床・壁・天井は古代海藻粘土(遠赤外線放出)・稚内珪藻土・備長炭の粉末が練り込まれているとの事でした。

この夕食の満足感と、羽田空港で食べたその日の昼食の、その不満足感。その格差について考えてしまいました。

その日のお昼、私はベジタリアンでも食べれそうなランチを羽田空港ビルで捜していました。あるお店のお粥セットなら食べられそうなので、お店に入りました。

これが、お粥セットです。

お粥に、お粥の友のようなものが4種類ついてきます。

お粥の蓋を開けると・・・

このお店のシンボルマークが、粉海苔で描かれています。

お粥の友は、塩鮭のフレーク、胡瓜の漬物、練り梅、ヒジキの煮物です。

お粥はぬるくて、白いご飯1/4杯くらいを、お湯でのばして煮た感じの味と量でした。私は鮭は食べられないので、胡瓜と梅とヒジキをオカズにお粥を食べたのですが、5分もかからないで食べてしまいました。

私が席を立つ頃、お隣の席には卵と牛乳アレルギーのお子さん二人のファミリーが座って、お店の人と相談して決めたメニューは、同じお粥セットでした。育ちざかりのお子さんが、このようにエネルギーも滋養もないものしか選べない。何とかしなくてはいけないのではないかと、胸が潰れるような思いで店を出たのでした。

「ライラ」のエネルギーと滋養一杯の夕食の後、すっかり暖かく元気になった私は、クリスマスのイルミネーション一杯の札幌の街を歩いて・・・

札幌駅の地下街の、よつ葉乳業のパーラー「よつ葉White Cosy」で足が止まってしまいました。

ウインドウにあるパフェの蝋細工の種類の多さ! お店の前には順番を待つ人が沢山並んでいます。

ベジタリアンになって12年、最近は乳製品も卵もあま食べられなくなり、Veganに近くなっている自分。パフェが食べられるのも、最後かもしれないという気がしてきました。列に並ぶとカウンターなら一席空いているという事で、直ぐに席に着けました。

注文したのは、迷わず「よつ葉の白いパフェ」。

ソフトクリームも生クリームもミルクの味一杯☆ これはスモールサイズのパフェで、普通サイズはこの倍近いボリュームです。

札幌に着いて何時間なのに、満ち足りて、幸せ一杯の私でした。