前回お話したエジプトの代表的料理「モロヘイヤスープ」の、ベジバージョンの作り方です。

モロヘイヤ・スープ
<材料> 2~3人分
モロヘイヤ 1袋(正味80g)
玉葱 中1/2個(70g)
にんにく 1/2片
太白胡麻油 小さじ2
 2カップ
好みの野菜ブイヨン 適量
塩・胡椒
コリアンダーパウダー、赤唐辛子粉 好みで少々

<作り方>
 玉葱とにんにくをみじん切りにして鍋に入れ、油を入れ、火にかける。途中焦げ付きそうになったら水(分量外)を少し入れながら薄く色づくまで炒め、水とブイヨンを加え煮立て火を止める。
 モロヘイヤは固い部分があれば取り除き、フードプロセッサーにかけるか細かい千切りにする。
 ①のスープを塩胡椒で少し濃いめの味付けにして煮たて、②のモロヘイヤを入れ、弱火で3分ほど煮る。好みでコリアンダーパウダーと赤唐辛子粉を少しふっていただく。

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玉葱とにんにくをみじん切りにして(フードプロセッサーを使うと簡単)鍋に入れ、油を入れ、火にかけます。

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途中焦げ付きそうになったら水(分量外)を少し入れながら薄く色づくまで炒め・・・

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水とブイヨンを加え煮立て火を止めます。

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エジプトではモロヘイヤスープのために兎や鶏で美味しいブイヨンをとるくらいです。このスープにはリッチなブイヨンが合います。それで私はモロヘイヤ・スープには、植物性なのに鶏より美味しいブイヨンという、このブイヨンを使っています。アメリカ製でアイハーブ iherb.com で買えます。

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リッチなので小さじ1ほどで充分。 「焼きだし」でもよいし、焼きだしと洋風のブイヨンを割ってもよいと思います。

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モロヘイヤは固い部分があれば取り除き、三つほどに切って固い部分からフードプロセッサーにかけ微塵切りにします。

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一度には入らないので、先ずこのくらい入れて・・・

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プロセスし・・・

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残りのモロヘイヤを入れてプロセスします。

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全部プロセスできました。

モロヘイヤを刻むのが面倒な時、量が多くて刻むのが大変な時はフードプロセッサーが便利です。でも手で細かい千切りにした方が出来上がりがジュンサイのような口触りになり、より繊細で上等なスープになります。

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刻んだモロヘイヤを煮たてたブイヨンに入れて・・・

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3分ほど煮て、出来上がりです。

モロヘイヤスープの濃度は好みですが、エジプトでは ”赤ちゃんのヨダレくらいがよい” と言われます。

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好みでコリアンダーパウダーと赤唐辛子粉を少しふって、ご飯と一緒にいただきます。