昨日からお天気が崩れまた雨が降り始めました。 今朝テラスは17度を切り、一日中気温が上がりません。 伊豆の九月はまだ残暑厳しい夏だったのに。 太陽は晴れの日でも弱く、曇りの日はとても暗くて、まるで北ヨーロッパのようです。

変なお天気の合間の畑仕事、それに9月は用事が色々あってクタクタの毎日が続いています。 そんな私達の体調を整えているのが、玉ねぎ、キャベツ、南瓜、人参で作った「甘い野菜のスープ」です。 このスープはマクロビオティックの「甘い野菜ドリンク」が元になっているのですが、飲むとホッとして体が安らぎ、疲れがほぐれるのです。

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私が考えたこの「甘い野菜のスープ」の元になっている「甘い野菜ドリンク」。 その効能を、「The マクロビオティック」 久司道夫著 では以下のように書いています。

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甘い野菜ドリンク

この飲み物は、現代人の70~80%が患っているとされる低血糖症の慢性的な血糖値低下につながる鶏肉・卵・チーズの摂取による作用を相殺するために開発されたものである。甘い野菜のドリンクには、ずっしり重い動物性食品の摂取による硬化を和らげる効果があり、体と筋肉をリラックスさせてくれる。特に膵臓を和らげて、血糖値を安定させるのに効果的である。小さなカップに1杯ずつ、毎日もしくは1日おきに飲み、特に昼下がりから夕方にかけて飲むとよい。これは甘いものに対する欲求を満たして、単糖類などの強力な甘みの欲求を減らすのに有効である。

膵臓癌をマクロビオティックで治した方から、先ずこのスープを1日2回、3ヶ月間飲んだと聞いた事があります。その時自分は膵臓は悪くないからと話したら、現代人はその食生活から、多かれ少なかれ殆どの人の膵臓が疲れていると教えて下さいました。 「甘い野菜のスープ」は次回ご紹介する事にして、その元である「甘い野菜ドリンク」の作り方を今日はご紹介します。

甘い野菜ドリンク
<材料>
玉ねぎ、キャベツ、南瓜、人参     それぞれ同量
水                      野菜の量の3~4倍
<作り方>
① 4種の野菜をそれぞれみじん切りにする。
② 1を鍋に入れ、水を加え火にかけ沸騰したら弱火にし20~25分煮る。
③ 2を網を通して濾し、煮汁を飲む。

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みじん切りにした玉ねぎ、キャベツ、南瓜、人参

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鍋に入れて

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水を入れ火にかけ、沸騰したら弱火にして20~25分煮て、網でこします。

1日2回(朝10時頃、午後2~3時頃)、温めて飲みます(電子レンジは×)。
冷蔵庫で2日間は保存可能です。 調味料なしの野菜の甘さだけの不思議なドリンクですが、飲むとホッとして満足感があり、甘いお八つが欲しくなくなるのは事実です。