昨日は三島市の禅寺で毎月開催される「お袈裟を縫う会」へ行って来ました。以前4月になってから雪が降った事があったので、スタッドレスタイヤを未だ外さないでいたのですが、そんな心配は無用の今年の春。月曜の朝は分譲地のゴミ収集日なのでバタバタして少し遅れて出発。

いつも開店前に通過する亀石峠を越えた大仁の野菜直売所がオープンしていました。立ち寄ると春らしい野菜が一杯! 小松菜の蕾菜、冬に収穫したキャベツの脇に出来る小さなキャベツ、パクチー、ワサビの茎・・・ そして筍が出ていました。

我が家の山椒の木の芽が出始めたのを思い出し、”筍の木の芽和え”が食べたくなりました。私一人分のために筍1本買って茹でる気がせず、生は諦めて茹でてあるのにしました。農家の方手作りの茹でたてなのですから。

お寺に着いたのは10時過ぎ、遠くから来ている方もあるのに皆さん席について熱心に制作中です。1時間ほど過ぎると方丈様(住職)の「お昼の用意が出来ました」の声、方丈様は毎日夜明け前に起きて座禅をなさるのでお昼が早いのです。

お昼はカレーとご飯が定番なのですが、この日は「焼いた筍」も登場。味よく香ばしい筍のステーキと言った感じで、皆さんあっという間に完食。お寺で採れた筍を茹でてから味を付けて煮て、それに胡麻油を塗って網でにのせて直火で焼くのだそうです。

昼食が筍の話で盛り上がったので、自分が”筍の木の芽和え”が食べたくなりお寺に来る前に販売所で茹で筍を買った話をしました。すると方丈様が席を立たれ小鉢を持って戻っていらっしゃいました。小鉢の中は”筍の木の芽和え”でした。山椒もお寺にある木のものとの事。

ほんの2時間前に食べたいと思ったものを、こんなに直ぐ食べられるとは!「思えば叶う」感動です。

それで翌日の今日は”筍の木の芽和え”に挑戦です。

昆布だし、醤油、それに甘味がある京風ダシ醤油で筍を煮る事にしました。

木の芽和え、筍ご飯、それに筍のステーキも作りたいので、半割りの状態で煮て置き、それからそれぞれの料理に向いた大きさに切って使います。

オーブンペーパーの紙蓋をしてコトコト煮て、煮えたらそのまま冷まします。

味は冷める時浸みこむので、この状態で冷蔵保存して、今日は筍ご飯、明日は木の芽和え、その次はステーキと使えます。

今日は頑張って2種類作りました。

頑張れたのは昨日の筍に感動したからです。

筍の木の芽和え

筍ご飯

直売所の茹で筍、味もよく柔らかでなかなかでした。