最低の手間で、美味しい料理をどうしたら失敗なく作れるか。 面倒くさがり屋で体力もない私は、いつもそれを考えながら料理をして来ました。 特に楽しみのためのお菓子作りが、使う道具が多かったり、手間がかかるものだと、作る気がしなくなってしまいます。
このレモン&ジンジャ・スコーンに必要な道具は、フードプロセッサー、スケール、ボール、ゴムべら、スケーパーだけです。 工程は2段階に分けてあり、食べたい時に、冷凍しておいた計量済み粉類を取り出し、液体類を混ぜて成形し焼きます。 思い立ってから焼き上がるまで30分ちょっとです。
材料が冷えているので、べとべとせずグルテンの粘りがでないので、低脂肪でも失敗なくサックリとしたスコーンになります。 粉類をミックスして冷凍するまでと、それに液体類を入れて成形し焼くまでを、2回に分けてご紹介したいと思います。
レモン&ジンジャー・スコーン
<材料> 8個分
・薄力粉 150g (カップ1 と1/2)
・全粒薄力粉 50g (カップ1/2弱)
・コーンミール 50g (77cc)
・ベーキングパウダー 7g (小さじ2弱)
・塩 2g (小さじ1/2弱)
・レモンの皮 10g (約1/2個分)
・生姜 7g
・甜菜糖 10g (大匙1)
・豆乳 80g (80cc)
・レモン汁 小さじ1弱
・甘酒 45g (50cc)
・なたね油 40g (45cc)
<作り方>
① 薄力粉、全粒薄力粉、コーンミール、ベーキングパウダー、塩をフードプロセッサーに入れ、3~5秒プロセスします。 これをポリ袋に入れて口をしばり、更にジップロックに入れて冷凍します。 半年は保存可能です。
② 焼きたい日に、フードプロセッサーにレモンの皮、生姜、甜菜糖を入れ、2~3秒プロセスします。 そこへ豆乳を入れレモン汁を加え1~2秒プロセス、さらに甘酒と菜種油を加えて3秒プロセスします。 これを容器ごと冷凍庫に入れて5分ほど冷やします。
③ オーブンを200度に温めておきます。
④ ボールに①の粉類を入れ、そこへ②の液体類を加え、ゴムべらでサックリ合わせます。 これを先のポリ袋にもどし、袋の上から手で押さえてボール状にし、冷蔵庫で5分冷やします。
⑤ 5分たったら④を取り出し、ポリ袋の上から手で2センチ厚の真四角にだいたい形作ってから、薄く小麦粉(分量外)を振ったオーブンパーパーの上に取り出し、スケーパーと手を使って2センチ厚の真四角にし、それを8つにスケーパーで切り分けます。
⑥ 200度のオーブンで約15分、表面がきつね色になるまで焼きます。 焼けたらオーブンから取り出し、網やザルの上に移して冷まします。
粉類の材料:
国産薄力粉、オーガニック全粒薄力粉
オーガニックコーンミール
アルミ未使用ベーキングパウダー、天然の塩
→ ネットショップ こだわり食材572310.com で全て求める事が出来ます
愛用のスケールとフードプロセッサーが活躍します。
このスケールタニタ KD-320-WHは、表示が1g単位と0.1g単位に切り替えられるので、イーストやベーキングパウダー等の少量の計量が確実に出来るのと、表示をゼロにリセットでき、追加計量が出来るので、パンやお菓子作りにとても便利です。 ただし繊細すぎて暖房が行き渡らない我が家のキッチンでは、冬になると作動しなくなります。
このフードプロセッサーは30年以上故障なしで使っている、ナショナル(今はパナソニック)製です。 茶色い線は私が以前住んでいた横浜の家の台所に合わせて茶色いテープを張ったので、本来は赤い線が入っています。 中の刃のプラスティック部分はボロボロですが、モーターの調子はよく、今も販売されている同じような型よりも、元気でタフな使い心地です。
フードプロセッサーの上部をスケールにのせ、表示をゼロにします。
コーンミールを50g計ります
また表示をゼロにして薄力粉を150g計り、また表示をゼロにして全粒薄力粉を50g量ります。
次に表示を0.1g単位に切り替えて
ベーキングパウダーを7g、表示をリセットして塩を2g計ります
粉類を全部計ったら、フードプレッサーの上部を本体にのせ
全体が混ざるまで、3~5秒プロセスします
中の粉類をポリ袋にあけます
ポリ袋の空気をだして口を止めます
合わせた粉類は冷凍庫で半年は保存できるので、一度に4~5回分作ってしまいます
粉類のポリ袋を更にジップロックの冷凍用袋に入れて
→ 粉類は冷凍庫の匂いを吸収しやすいので 冷凍します。
後は、スコーンを食べたい時に液体の材料だけ用意して、冷凍庫から取り出したこの粉類と合わせ、成形して焼くだけです。