我が家の入り口から玄関へと続く小道の「コアジサイ」が、あっという間に咲いて終わってしまいました。今月は忙しかったので、ゆっくり見る時間がなかったと思いながら、少し疲れた感じのするコアジサイの花の写真を急いで撮りました。
昨年撮った写真をチェックしたら6月初めに満開でした。昨年が寒かったのか、今年が暑いのか、半月もずれています。コアジサイは(小紫陽花)は、日本固有種で、我が家のコアジサイも元々この山にあったものが増えたものです。
コアジサイが咲いている小道は、家を建てる時は山を削ってトラックが入れる工事用の道になっていました。 工事が終わってこの小道を作ったのですが、道の周りは、削られた山肌と埋め戻された赤土で、雨が降るたびに土が流れて、何を植えても流されて根付きませんでした。
どうしたら山の中の小道に戻せるだろう?
あれこれ考えました。 そして培養土を買って来て赤土の上に置き、そこへクローバーの種を播いて、クローバーを先ず地表に根付かせました。 クローバーの根は網のように広がって、土にしっかり食い込むので、土が流れるのを防ぐネットのようになるだろうと思ったからです。そして地表を覆ったクローバーがある程度大きくなった頃、そこへ所々穴をあけて、好きな植物や山野草を一つ一つ植えて行ったのです。 大変な作業でした。
日当たりの悪い北斜面なので、クローバーは他の木や草が育つにつれ消えて行きました。 そしてどこからか種が飛んで来て、この地の山野草が知らない間に育って、今は植えたものと自然に生えたものが仲良く生きる小道になりました。