元旦は何もせず休んでいましたが、1月2日は頑張って台所に立ち、ベジタリアンのお節料理を作りました。3日に親しくしている若いカップルがいらっしゃるからでした。精神科・心療内科のクリニックを立ち上げて1年ちょっと、休みがないような毎日が続いているお二人と「お疲れ様~」と、お屠蘇とお節でお正月を祝いたかったからです。
一日で準備したベジタリアンのお節料理、お重箱に入れると何とか恰好がつきました。
玄関先の木立に生えているウラジロをお重箱に敷くとお正月の雰囲気に・・・愛用の保温鍋で煮た黒豆、キントンの代わりはさつま芋のレモン煮、それに紅白なます。
卵を使わない伊達巻風卵焼き、お豆腐、ひよこ豆の粉、南瓜がベースです。精進料理の定番の鰻のかば焼き風、蓮根、牛蒡、お豆腐で作ったペーストを海苔にのせて揚げたものです。
お煮しめ、材料をリレー方式で別々に煮て、美味しいダシを順に含ませる合理的なお煮しめです。亡き母から教わりましたが、辰巳芳子さんのレシピで、私はこれを精進版に変えて作っています。
昭和55年の新聞の切り抜き、古くなったのでコピーして、それも古くなりました。
そして最後にお雑煮。お土産に頂いた奥出雲仁多の杵つき餅を焼いて入れました。鶏肉の代わりにグルテンミートを出汁で煮てから油焼きしたもの、戻してから煮た椎茸、三つ葉、柚子が入っています。
作るのは大変でしたが、それぞれの夢を楽しく語りながら頂いたお節料理とお屠蘇で、私は新しいエネルギーのチャージをしたのでした。