横浜の家の修理が進んでいます。
天井を剥がして修理した2階寝室の天井は、新しい天井に張り替えられて、後は仕上げの塗料を塗るだけになっています。
水漏れで傷んだ台所の床は撤去され・・・
こんな状態です。
台所が使えないのと、新しく設置する器材や、撤去した廃棄物で足の踏み場もない状態なので、今は工務店さんからメールで送られて来る報告と、添付の現場写真で打ち合わせをしています。ゴールデンウイーク直前の現場は・・・
外回りの修理が始まっています。
外壁に入った亀裂には、先ず亀裂にV字の切り込みを入れ・・・
そこへコーキング剤を注入、
この後、外壁を水洗いして、それからその上に新しく土壁を左官で塗ります。
その外壁の左官の色見本がメールで送られて来ました。
revistampというスペイン製の天然漆喰で色々な色があります。日本のものより割れにくく、今回の修理に適しているのだそうです。それにしてもこの映像の色見本から、陰影がある物質の漆喰の色を選ぶのは至難の業です。
工務店さんからは、内部や外部の木部の塗装のサンプルが送られて来ています。木部への塗装と外壁の色で、外から見た家の印象は決まってしまうので、この木部への塗装の見本と合わせながら外壁の色は慎重に選びたいと思いました。
それで工務店さんに本物の色見本やサンプルを見られる処がないか伺ってみました。すると工務店さんが今回取引されている左官屋さんは沼津にあり、そこのショールームに見本やサンプルがあるとのお返事を頂きました。ラッキー☆ 我が家から1時間以内で行ける距離です。それで早速その左官屋さんをお尋ねしました。
素晴らしいお天気のゴールデンウイークの中日、私達の住む伊東から亀石峠を越え・・・
海へに向かってちょっと行った小さな漁村にその左官屋さんはありました。
道スレスレに岩が迫っています。
その岩にへばり付くように左官店さんのギャラリーがありました。
入口の横の作業場には、塗り壁の色々なサンプルが見えます。
私達が見たかった本物の漆喰壁の小片を並べた色見本です。漆喰なのでズッシリと重さがあります。私とMさんはこの色見本をさんざん見て、工務店さんが作ってくれた木部の色見本と一番合いそうな Beig(ベージュ)を選ぶ事にし、ホッとして帰宅しました。
翌日、その色を塗った家の写真をネットで捜して見るうちに、その色のピンク味が気になるようになり、Beig(ベージュ)よりHueso(骨)がよい気がしてきました。
左官屋さんにもう一度色見本を見てから決めたいと連絡すると、Hueso(骨)色なら材料があるので大きな塗り見本を作って下さるとのお返事。それで私達は翌々日、もう一度左官屋さんを訪ねたのです。
出来立てのHueso(骨)色の色見本を見るMさん。
コテで仕上げた処と、
それを掻き落としてザラザラに仕上げた処は、色がこんなに違って見えます。
大きい塗り見本が Hueso(骨)です。思っていたより黄色味があります。その下左の中位の塗り見本は Branco(白)、その右は Marfil(アイボリー)です。
見本帳にはこのように沢山の色があるのですが、日本に輸入されて色は限られていいて、いいなと思うちょっとくすんだ白の Blanco Roto や鉱物系の白 Traverino はなく、あるものの中から私達が最終的に選んだのはBranco(白)でした。