急に暑くなりました。 伊豆の山の中の標高300メートルに近い我が家も、このところ室温が35度くらいまで上がります。 冷房がない我が家、暑い日の日中は台所に立つ気もしないので、早朝涼しいうちにブランチと夕食の下準備をします。 一塩胡瓜は、胡瓜の季節にはいつも冷蔵庫に作ってある我が家の夏の定番です。 胡瓜が採れた、胡瓜を頂いた、胡瓜を買ったら、とりあえず一塩胡瓜にしておきます。 冷蔵庫で5日間は保存できるので、後は食事の度にただ取り出すだけす。 そのまま胡瓜の塩もみとして、酢の物に、サラダやサンドイッチにも生の胡瓜ではなくてこのひと塩胡瓜を入れると水分が出なくて美味しく頂けます。

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先日は、冷たいお吸い物風素麺にのせてみました。 銘々の器に無添加の薄口のダシ醤油を少し入れ、水を入れ、そこへ昨日の残りのめんを入れ、熱湯少々で戻して洗ったカットワカメ、ひと塩胡瓜、おろしショウガをのせ、赤梅酢を少し垂らしました。

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このところ気に入っているブリトー風ロール?の付け合わせに、豆乳ナッツクリームをつけて食べるのも美味しいのを発見しました。 この一塩胡瓜とヨーグルトの組み合わせは、インドカレーや中近東料理にもあいます。 ひよこ豆入り玄米ご飯に、一塩胡瓜をご飯と同量くらい添えて、白すり胡麻をたっぷりかけて、醤油漬けのセータン・ミンチ(ベジタライアンの時雨蛤のような感じのものです)をふって頂くのは、何にもしたくない日の私のお気に入りです。

 

さて、この日収穫できた胡瓜は大きさも形も色々。

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先ず、塩で軽くこすってから洗います。

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花のついていた先端を少し切り落としてから、薄切りにするのですが ・・・ 胡瓜は包丁で切ると切ったものが転がって散らばるのと、均一の厚さに切るのに気合がいるので ・・・ 私はこのスライサー「ベンリナー」を使って切ります。

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母から譲り受けたこの「ベンリナー」、40年以上使い続けてもまだ切れ味もよく立派に現役です。 最近、今も販売されているのを知ってビックリしました。

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ヘタの方を持ってスライスしてゆきます。

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こんな風に太くて種が大きくなっている胡瓜は種を取ってからスライスします。

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細長いスプーン、私はマドラーを使って種をかき出します。

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種をかき出した胡瓜を同様にスライスしてゆきます。

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こんな風に曲がっている胡瓜は半分に切ってから

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手を切らないように注意しながらスライスしてゆきます。

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切り終わったら、ボールごとスケールにかけ胡瓜の重さを計ります。 → 使うボールの重さを先に計っておくのを忘れない。 このボールは400gなので胡瓜は約400gです。

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一塩胡瓜の塩分は、だいたい1~1,5% くらい ~好みがあります~
この時は1,4%にしたので、400g × 0.014 = 5.6g
表示を0,0gにリセットして 5.5g (だいたいなので)加え、全体を混ぜ合わせます。

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混ぜたら、ポリ袋かジップロックに入れ、

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空気が入らないように口を閉じ、冷蔵庫で保存します。

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冷蔵庫入れてから、30分後から5日間まで、美味しく食べられます。 清潔なトングで挟んで水分を切るようにして胡瓜を取り出し、ポリ袋の空気を出して口を閉じ、胡瓜が常時塩水に浸っているようにして置きます。

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マクロビオティックでは、胡瓜は体を冷やす陰性な野菜と考えます。 極陽な塩をして、更に時間を置く(これも陽性)で、陰性な胡瓜をが中庸に近けるわけです。 一塩胡瓜は体に優しい食べ方、和洋中華に色々使って暑い夏の食卓に登場させたいと思います☆