高温注意報が発令される毎日が続いています。
植物がものすごい勢いで大きくなっています。 家の周りの小道はシダが迫って歩きづらくなり、鹿よけのネットには山芋が茂り向こうが見えません。 山芋やクズのつるはあっという間に灌木や木を覆い尽くしてしまいます。 下の畑は雨が降らないので干上がって来ているし、冬野菜の苗作りも始めなくてはならない時期です。 外仕事が山のようです。 外仕事はなるべく涼しいうちにしているのですが、涼しい時間は限られているので、結局汗だくになってしまいます。 フラフラになって頭もボーッとしてきます。 そんな最近の私達を救ってくれているのが、赤梅酢です。

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グラスに氷を入れて赤梅酢を少し入れて水をそそぎます。 梅酢の水割りです。 これを一口飲むと爽やかな酸味とホッとする塩味が体を駆け巡ります。 そして素晴らしい梅の香り、まるで熟した梅の木の下にいるようです。 その香りに癒されて疲れが飛びます。

 

この素晴らしい赤梅酢は、私が作ったのではなく、梅干作りがお上手なTさんから頂いたものです。 先月末のカンカン照りのある日、Tさんから電話がありました。 電話の向こうで「今、梅干を干しているのですが、赤梅酢いるでしょうか? 毎年多すぎて結局捨てたりしているので・・・」話下手のTさんが話しています。 以前、Tさんのおにぎりに添えられていた梅干があまりに見事だったので、その感動をお伝えした事を覚えていらして、私に声をかけて下さったのです。 捨てるなんてとんでもない、是非頂きたいとお返事し、電話を切りました。

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それから何日もしないうちに、大きな赤梅酢の入ったボトルがやって来ました。 2リットルです。 それに紫蘇と出来立ての梅干しも一緒に☆

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ボトルに入っていると色が分らないので、梅酢をグラスに入れてみました。
素晴らしい香りが漂ってきます。

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梅は小田原の曽我の農園のもので、特大だそうです。
塩は沖縄。

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しなしなと柔らかい赤紫蘇の葉。

梅酢も、梅干も、紫蘇も、蓋を開けただけで素晴らしい香り、それだけで元気が出るようです。 Tさんはこの梅酢を使って桜の花の塩漬けまで作られます。 桜の花の塩漬けを入れたご飯や、寒天で寄せたデザートを以前いただいた事があるのですが、その美しさ、その贅沢さ。 梅も、桜の花も、Tさんののような繊細で優しい手にかかって幸せだろうと、そんな風に思いました。

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大切な赤梅酢、このガラスの醤油さしの上まで入れて使い始めました。 2週間ほどでこんなに使ってしまいました。 水割りにして飲むだけなく、お素麺の汁に入れたり、おぼろ昆布のお汁のに醤油の代わりに入れたり。 お酢の代わりにドレッシングに、寿司酢やおにぎりをにぎる時に手にふるのもよいと思います。