昨日ご近所の方から「レモンがもうお終いになるけど、いりますか?」と、お電話がありました。レモンの爽やかな香りと酸味は今から欲しくなるのに、レモンは昨年の秋寒くなる前になって、食べたくなる頃に終わってしまうのです。

木にぶら下がったまま初夏までまで頑張った貴重なレモンを早速頂いて参りました。

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採れたての大きなレモン、洗ってお盆の上に置くと素晴らしい香りが漂って来ます。レモンの木には鋭いトゲが沢山あり、実が風に吹かれてトゲで傷つくのです。よくこんなにキズが少ない状態で木に残っていたと感動してしまいました。

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無農薬のレモンの表皮は貴重品です。リンゴの焼き菓子に入れたり、大好きなレモン・ジンジャー・スコーンには欠かせないので、大切に保存する事にします。

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よく洗って乾かしてから、表皮をピーラーで薄くむきます。

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表皮にキズやシミがあれば、そこをハサミで切って取り除きます。何か月も風雨にさらされてきたレモン、シミやキズがあるのは当たり前、取り除きながら自分の顔のシミそばかすを何となく思ってしまいました。

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綺麗になった表皮をフードプロセッサーに入れ、

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細かくなるまでプロセスします。

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途中容器の内側についた表皮をゴムヘラで落として、全体がむらなく同じ細かさになるようにします。

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このくらいの細かさです。

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最後にお砂糖を少し入れて(この時は大きなレモン3個分の表皮に甜菜糖大さじ1)、更にちょっとプロセスして出来上がりです。お砂糖はグラニュー糖を使う方がレモンの色が綺麗です。

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ガラス瓶に入れて、

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蓋をしてラベルをつけてから冷凍保存します。お砂糖を少量入れる事で冷凍保存中の劣化を防げ1年以上冷凍保存可能です。必要な時スプーンでかき出して使います。

ケーキやスコーンに使う時はこのまま使えますが、マクロビオティックの定番の甘酒プリンやゼリー類の香りづけ使う時は、すりおろしでない微塵切りのレモン表皮は口に残るので濾した方がよいかもしれません。

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表皮をむいたレモン、果汁が一杯です☆

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種が大きく太っています。次の世代への準備をちゃんとしているのですね。以前ご紹介したダイダイのように果汁を絞りました。

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ジャムのビンにこのくらい・・・250cc以上絞れました。

このブログを書いている私の手、その手からレモンの香りが流れています。梅雨で何となく重い空気がレモンの香りで軽くなります。冷凍庫にレモン・ジンジャー・スコーンの粉類を合わせたのが残っているのを発見したので、今日はそれを焼いてアフタヌーンティーにしようと思います。