朝、目が覚めると、雨と風の音が止んでいました。

電気もつくし、水もでる。

雨戸を開けると

晴天!

テラス側の雨戸を開けると、テラスはびしょびしょで千切れ飛んだ木の葉が一杯でした。濡れた窓や床が乾かないうちに、落ち葉や汚れを全部洗って流す大掃除をしなくては☆

作業着に着替え、それから4時間半、家中のガラス窓と網戸、テラス、ドライエリア、外回りを洗いました。

ピカピカになった窓ガラス

いつもは脚立に乗って拭くこの三角ガラスですが、台風一過の時は濡れついで、外側はホースで水をかけて洗ってしまいます。

テラスは上から順に洗って、最後に床を洗い、テニスコートの水を寄せるアクアレーキで水を切ります。台風の吹き返しの風で、直ぐに乾いて、こんなに気持ちよくなりました。

次の重労働は1階のドライエリア、ここに落ち葉と水がたまります。

最後は外回り、折れた枝や千切れた木の葉を片付けて、この小道も洗って終了☆

台風の後は、水に濡れて汚れが浮いているので掃除のチャンス、いつもよりずっと楽に綺麗になります。こんな掃除をしている時、思い出す話が二つあります。

一つは、ご実家が宇治でお茶を作っているお友達の娘時代の話です。その実家は清流に沿って建っていて、川がよく氾濫したのだそうです。危ないなと思ったら、畳も家財道具も全部2階に上げ、竹ぼうきで1階に入って来る水を使って掃除してしまう。怖いというより楽しかった。と、話されました。

もう一つは昔住んだ事のあるエジプトの話です。アスワンハイダムが出来て洪水がなくなってから、ネズミや害虫が増え、肥沃な土が流れて来なくなったので土が痩せて化学肥料を使わなくてはならなくなり、海から塩が上がって来て塩害がひどくなった。ナイル川の氾濫はネズミや害虫を溺死させ、豊かな土を運んでいたのです。

自然をコントロールするのではなくて、自然に沿って賢く生きる・・・ そんな生き方が自分の周りでも出来たらいいな~、と、思う私です。