前回お話した腎臓の弱い人や糖尿病の人によい、食養料理「小豆カボチャ」の作り方です。

小豆カボチャ
<作りやすい分量>
カボチャ 500g
小豆 1カップ(180g)
昆布 3cm角
 3カップ
 小さじ1弱
<作り方>
① 小豆は洗って小鍋に入れ、昆布を小さく切って豆の上に散らし、水を入れ中火にかける。煮汁が少なくなってきたらさし水をしながら、指でつぶれるくらいまで柔らかく煮る。
② カボチャは種とワタをとり、3~4cm角に切り、鍋に入れ塩の半量をふって混ぜ蓋をして15分ほど置いてから、水を鍋の底1cmくらい入れて中火にかけ、沸騰したら蓋をして弱火にして蒸し煮する。
③ カボチャに7分通り火が通ったら、①の小豆をカボチャの上にかぶせるように入れ、残りの塩をふってカボチャが柔らかくなるまで静かに煮る。

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小豆は洗って小鍋に入れ、昆布を小さく切って豆の上に散らし、水を入れ中火にかけます。煮汁が少なくなってきたらさし水をしながら、指でつぶれるくらいまで柔らかく煮ます。

小豆に昆布を入れて煮るのを、私はマクロビオティックで初めて知りました。陽性の昆布を入れる事で鍋の中の対流がさかんになり、豆が早く煮えるのだそうです。最初は信じられませんでした。昆布を入れ忘れた事が何度かあり、同じ時間煮ているのに豆が全然柔らかくなっていなかったのを目の当たりにし、納得できるようになりました。

私は小さな保温鍋を使って小豆を煮ています。保温鍋を使う時は水分が蒸発しないので水を少なめにし、沸騰したら蓋をして火から下し30分保温。次に3分ほどもう一度火にかけ30分保温、これで煮えます。

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小豆を火にかけ沸騰したら保温容器にいれます。

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30分保温するとこれくらいになっています。鍋返しをして3分ほど火にかけて更に30分ほど保温すると・・・

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こんな風に柔らかく煮えます。

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カボチャは3~4cm角に切り、塩の半量をまぶして、

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蓋をして15分ほど置きます。こうすると陽性の塩の力でカボチャが陽性化し甘くなるのです☆

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塩をまぶしてしばらく置くと、南瓜から水分が出てきます。

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煮る前に焦げつきにくい安全対策をひとつ ・ カボチャの皮の部分が鍋の底になるよう並べます。

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水を1cmほど入れて火にかけます。

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沸騰したら蓋をして弱火にし・・・

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カボチャに7分通り火が通ったら・・・

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煮えた小豆をカボチャの上にかぶせるように入れ、

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残りの塩をふって南瓜が柔らかくなるまで静かに煮ます。

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煮えました。水分はほぼなくなっています。

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自然な甘さの、塩だけで煮てあるとは思えない、小豆カボチャの出来上がりです。

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糖尿病の方は毎日小鉢に1杯食べるとよいそうです。私はご飯のおかずと言うより、お食後の甘みとして頂く事が多いです。シナモンパウダーをふるとパンプキンパイのような感じです☆