出発前に大急ぎでベジタリアンサンドイッチを作り

伊東線の最寄り駅で電車に乗ったのが朝8時過ぎ。熱海駅から新幹線で名古屋へ、そこから高山線に乗り換え飛騨古川駅に着いたのは午後1時半過ぎでした。

駅の隣の観光案内所にあるコインロッカーに荷物を預ようとしたら、英語で「荷物を預けられるのは午後4時まで」の張り紙、慌てて観光案内所のスタッフに尋ねると・・・ 「窓口で預かるのが午後4時までで、ロッカーは24時間との事」。それにしても観光客は外人ばかり、観光案内も英語、中国語、ハングル等々。今飛騨は世界的観光地の様子です。

宿泊する高山で下車しないで一つ先の飛騨古川へ来たのは、先ず父の母(私の祖母)の実家の神社に参拝して、現在宮司をしている従兄弟のSさんにお会いしたかったからです。

飛騨古川駅近くの踏切を渡り、山に向かって続く大通りの行き止まりが神社の入り口です。飛騨は伊豆より暑くて、カンカン照りの道を歩く途中で目まいがして来ました。10分ちょっと歩いてようやく鳥居まで到着。

この神社はとても古い神社で、飛騨の古い言い伝えでは高御産巣日神(高木神)の長男が住んでいた所とも言われ、創建ははるか歴史のかなたにかすみ詳かではないとの事。私の幼い頃の記憶にある白い髭のおじいさんの奥様が私の祖母の姉にあたり、婿をとって神社を継ぎました。そのご夫妻の長男がその後を継ぎ、その長男が昨年まで宮司をされ、現在はその弟さんが宮司です。

神社の石段を登り、境内の手水舎で身を浄め、私は一人静かに神木や拝殿に参拝。拝殿の奥は深い森で静けさが漂っています。でも風に乗ってどこからか草刈り機の音が流れて来ます。

飛騨の匠の技を尽くした屋台や起し太鼓の”古川祭はよく知られていますが、それはこの神社のお祭りです。

私の父は働き盛りに海外出張中の病気で廃人になり、私は故郷飛騨の話を父からゆっくり聴く事が出来ませんでした。それで今回は父方の戸籍のコピーや神棚から出て来た神式の位牌のような板の写真等々を持参して、Sさんから先祖の話を聴きたいと思っていました。

参拝を終えてSさんに電話すると、「今草刈り中なので、社務所に家内が居るのでそこで待って下さい」とのお返事。Sさんは宮司の仕事だけでなく草刈りもなさっていたのでした。境内のお掃除は氏子の方々と以前聞きましたが、神社の維持管理の大変さを垣間見ました。

それから小一時間、Sさんからご先祖の色々な話を聴く事が出来ました。私より年上のSさんの思い出は私と時代が少し違い知らなかった事も多々、次回は古い写真を持参して続きを聴きたいと思いました。

夕方高山のホテルにチェックインしてから外で夕食をと思い出かけたのですが、駅周辺のお店は全て定休日。仕方ないのでコンビニで水だけ買って部屋に戻りました。

夕食はお昼も食べたベジサンドイッチ、2つ作っておいて良かった!

ほぼビーガンの私ですが、この日は特別に卵とチーズ入り、人参が山盛りです。

上下ににレタスをおいてグルっと全体を包み、食べやすい様にラップで包みます。

この日食べたのは、このサンドイッチだけ。でも外で食べたせいか美味しく頂けました。