青空と太陽が見えない日が続いています。

今朝の玄関

霧でヒンヤリしています

玄関わきのフッキソウやシダが小雨に濡れて光っています

熱海の土砂災害のニュースで、あちこちからお電話やメールを頂きました。今回の雨はそんなには酷くなかった気がしていたので、あのように大きな土砂崩れに私自身が本当に驚きました。土砂崩れ起点に土地開発と盛土があったようで、それが原因なような気がしています。

私が住むこの地は2005年に風速67メートルの台風が直撃しました。その時の風雨は今回の比でなく、あちこちで山崩れがありましたが、崩れたのは手入れをしていない植林の急斜面が殆どでした。自然に手を入れる時は注意深く愛を持って対さないと、大変な事にになるののだと思います。

私はせめて自分の身近な自然の手入れをと思い、雨や霧がそれほどでも無かった先日、家の周りの植物の手入れをしました。未だ両足首が不安定なので足に最大の注意をはらいながら、完全防備で、ゆっくりゆっくり休憩しながら行いました。

家の山側は通るのが大変なほど植物が覆いかぶさっています。薄暗いので蚋や蚊の天国!

蚊取り線香を炊き、木酢液を手入れする周辺にスプレーし、自分の衣服には虫よけをスプレーしながらの作業です。

半日かかって、やっと勝手口から1階のドライエリアに降りる道が通れるようになりました。汚れた作業着の洗濯も出来ない程疲れましたが、ボーボーだった家の周りの植物が整って、風通しが良くなり明るくなり、私の気持ちも明るく楽になりました。

最寄駅から熱海までの間にある伊豆多賀駅山側で、何年も前、ミカン畑と山を切り開いて分譲地が開発されました。分譲地入り口には彫刻が置かれた広場、分譲地のあちこちにはには旗が立てられ、分譲地の売り出しが始まりました。伊東線の線路の山側なのでその様子が電車からよく見えたのです。

でも売れなかったようで、分譲地はそのまま放置され雑草で覆われ、駅にまで雑草が侵入するほどになり、伊豆多賀駅は荒れ果てた印象になってしまいました。放置された分譲地の上の山は隣の谷の墓地に繋がっていて、その後そこに土砂崩れが発生して土砂が墓地に流れ込みました。その後堰が作られて墓地は復興したのですが、荒れ果てた分譲地は今もそのままです。

昨日はヘルパーさんの日でした。ヘルパーさんも今回の雨はそんなに酷くはなかったのに、大きな土砂崩れが起きたのが不思議と思っていたとの事。そして「土砂崩れ発生起点の放置された土地開発と盛り土が原因では」とテレビで言っていたと。私が伊豆多賀駅の放置された分譲地と墓地の土砂崩れの事を話すと、何とその開発業者と熱海の土砂崩れ起点の開発業者は、確か同じ会社と報道されていたと教えてくれました。

アマゾンの熱帯雨林の乱開発だけでなく、こんな身近な開発でも、私達の不注意と自然への敬意や愛がないと、こんな事が起こるのです。