ここに注目!

最初は何も見えなかったのが、見えだすと、あっちにもこっちにも・・・

筍です☆

ここは三島市にあるお寺の裏庭。 2月から私はこのお寺に月に1度習い事に来ています。お昼休みに「今年は何処からも筍を頂かない」の話になりました。「筍はお湯を沸かしてから採りに行けば、アクもなく茹でるのに糠もいりません」と住職さん。食後、習い事のメンバーで裏庭に筍を見に行こうとなりました。

私達は見ているだけ、弟子の方が掘って下さいます。

見つけたら直ぐ掘らないと、ドンドン大きくなり・・・

この皮、包み紙のよう、中華粽を思い出します。メンバーのお一人が「昔は若い竹の皮で梅干を包んでお八つにしたもの」と。

・・・放って置くとあっという間に筍は伸びて、こんな風になってしまいます。

私達があちこち散策している間に、弟子の方は休まず筍を掘りを続けていらっしゃいます。

竹藪はカラカラ、今年は乾燥しています。伊豆にアトリエを移して23年、湿気が多い土地で3月から11月まで除湿器を回しっぱなしだったのに、今年は昨日の大雨時に1回使っただけです。雨後の筍と言うくらいです。今年は湿り気が少なくて筍が不作なのでしょう。

でも、こんなに採れました!

それにしても、お寺の裏庭にはだけでなく食べられる植物が一杯です☆ 竹藪の下には明日葉、種を採って播いてふやしておられるそうです。その側にはタラの芽、立派な木になりかけていますが芽をとって食べた後だそうです。

水場の傍らにはウドが沢山植えてありました。

ウドの葉で休んでいるアオガエルを発見!

住職さんはお湯を沸かして、採った筍を直ぐ茹でられるように待ち構えておられる、と、弟子の方。夕方習い事を終えて帰る準備をしていると、未だ温かい茹で筍のお土産が☆ 「そのままわさび醤油でお刺身で食べられますよ」と住職さん。

その日の夕食に頂いた筍のお刺身の美味しかった事! 残りは塩を入れた水に浸けて冷蔵庫で保存。

そして昨日のお客様料理に、この貴重な筍を使いました。

筍の入ったVeganのパエリア風です。

住職さん弟子の方、貴重な筍を本当に有難うございました。ご馳走様。