「ご自分で栽培される野菜をふんだんに使った、ベジタリアンのサンドイッチを販売したい」 そんな夢がある方から、ベジタリアンのサンドイッチを教えて欲しいというお話がありました。
パンはその方の地元河口湖で、30年以上無農薬有機栽培の農業をやっていらっしゃる「オルタ農園」のパン工房のものを使いたいとの事。
素敵な夢だったので、「ベジタリアンのサンドイッチになりそうな材料を用意して、一緒に試して考えてみましょう!」とお返事しました。
それからベジタリアンの自分が市販のサンドイッチを近年食べたか思い出してみました。普通サンドイッチにはハムやベーコンが入っているので、買って食べるという事がほとんどないからです。アイフォーンのアルバムをチェックしていたら・・・・ ありました☆
昨年の秋、有楽町のDEAN&DELUCAのカフェで、こんなサンドイッチを食べていました。
キャロット・ラペの上に、アボガドか胡瓜の薄切り、その上に茹で卵がドンと乗っていて、卵の上には茹でた青菜、そして最後にレタスがぎっしりです。食べるのが大変くらいの厚さで、ボリュームもあって大満足のサンドイッチでした。
こんな風に、野菜をギュ~ッと押してパンにはさんで、開かないように紙で包んでしまえば、野菜たっぷりのベジサンドにるのですね。
それでベジタリアンのサンドイッチの中身になりそうなものを色々用意して、「ベジサンドお試し料理教室」を先日行いました。
野菜6種類、タンパク質系5種類、薬味系4種類、そしてパンです。
オルタ農園の奥様が焼いた、天然酵母のカンパーニュ。国産小麦100%で、添加物、油脂、卵、乳製品不使用のパンです。
野菜は、上からオルタ農園の温室育ちのレタスと、ホウレン草の塩ゆで、伊東のブロッコリーの塩ゆで、伊東産人参のラペ、伊東の温室育ちの胡瓜の一塩、(それにここに置き忘れたのですが)横浜の家の前庭育ちのルッコラとホワイトマスタード。
ベジタリアンのタンパク質系は、上から茹で卵、チェダーチーズレンズ豆のパテ、マリネして焼いた厚揚げ、ヒヨコ豆のスプレッド。 それとサンドイッチにメリハリをつける薬味的なものとして、粒マスタード、オニオンフライ、白練り胡麻で作った中近東のマヨネーズのサラタ・タヒーナ、自家製のセミドライトマトのマリネ。
早速、色々考えながらはさんで・・・
第一号が出来上がりました。
注意深くソッと切ります。
DEAN & DELUCA を真似た、キャロット・ラペと卵のサンドイッチです。
野菜はもっと沢山はさめそうです。包み方がゆるかったのでサンドイッチが開いてしまいました。
レンズ豆のパテに厚揚げのソテーをのせ、胡瓜の一塩を山ほどのせ、オニオンフライを散らし、黒胡椒をふり、レタスを沢山のせてみました。
男性好みのガッツリしたサンドイッチです。
この日のサンドイッチ出来立ては最高でしたが、時間が過ぎるとパンが野菜の水分を吸収して柔らかくなってしまうのが分りました。パンが湿らないようにするための工夫が、次の課題です。
安心で美味しい、そんな野菜が一杯のベジタリアン・サンドイッチが何処ででも買える、それが私の夢です。