人参を千切りにしてドレッシングで和えたキャロット・ラペ。人参は年中あるし、作り置きできるし、テーブルに出せば美しい色で食卓がイキイキするし、いつ食べても美味しいので年中作るサラダです。
包丁で千切りにするより、スライサーを使った方が切り口にドレッシングがからみやすく美味しくなる。でもキャロット・ラペにぴったりのスライサーになかなか出会えないでいました。
4面を使い分けてパルメザン・チーズや野菜をおろすこのスライサー、切れ味はよいのですが・・・
人参には、右側は穴が大きすぎ、左側は小さすぎて、ピッタリの穴がありません。 (大きい方の穴は大根を粗くサクサクにおろすのに調度よくて、これを使うようになってから普通の大根おろし器を使わなくなりました)
胡瓜の小口切りに40年以上使っているこのスライサー、「ベンリナー」と言います。
付属の千切りの刃をつけると、色々な太さの千切りができるのですが、切り口がシャープすぎてキャロット・ラペには向いていません。
愛用のフードプロセッサーにも千切りのアタッチメントがついています。
この細い方の千切りアタッチメントを使って、長い間キャロット・ラペ用の千切りを作っていました。フードプロセッサーは終わった後部品を外し洗うのがちょっと面倒です。
もっと簡単で、音も静かで、洗うのも楽なスライサーがないか?と、去年から使い始めたのがこれです。
「ベンリナー」を製造しているメーカーの「かつら剥き器」です。ご近所の方から「お刺身のツマの大根があっという間にできますよ。」と頂いたものです。野菜作りを始めてから自家製の切り干し大根の大根を、これで切って大活躍していました。
昨年これで人参をスライスしてキャロット・ラペを作ってみたら?と思いつきました。
こんな風になります。スライスがリボン状なので食べる時少し固いので、塩をしてからサッと蒸し煮にしてドレッシングで和えます。生より陽性になるので冬向きのキャロット・ラペです。
春が近くなって、生でサクサク食べるキャロット・ラペの人参を何でスライスしようかな?と、考えていました。そんな時、Mさんへの作り置きのオカズのヒントがないかしらと買った本・・・
著者の志麻さんは、フランスで料理を学び、日本ではレストランのコックさんだった方なのですが、その彼女がキャロット・ラペ用に使っているスライサーが紹介されていました。
メーカーが記載されていなかったので、この写真をよく見てネットで画像検索し、多分これだろうと思えるのを見つけました。
貝印DH-3003 せん切り器、SELECT100太千切り器(3×3mm)、定価¥1620 Amazonで安く買えました。
志麻さんの本には安全ホルダーが一緒に写っていたので、付属品だと思っていたのですが、スライサーだけだったので、安全ホルダーを新たに捜してよさそうなのを買ってみました。
ドイツ、ベルナー社、Vスライサー安全ホルダー Amazonで¥756 でした。
これで安全に人参の千切りができます。
試してみると・・・
素晴らしい切れ味とスピード、それにキャロット・ラペにぴったりの太さ☆ 刃が2段になっているので倍の速さでドンドン切れます。
人参が短くなってきたら、安全ホルダーに刺して切れば、こんなに最後まで切れます☆
あっという間に人参500グラムの千切りができました。