織物
Memento mori メメントモリ
2019年12月30日 織物
Mさんが退院して自宅療養が始まって、私は長時間家を留守に出来なくなりました。 伊東の仕事場の制作機械の点検、何百キロもある貴重な糸の管理、これを怠ると織物が出来なくなってしまいます。留守だと鹿や猪が遠慮なく侵入して来て、 …
織物を本格的に再開します
リビングに並べた私の昔の作品 先週、私が歩んできた道をお話する機会がありました。その会場の入り口に作品を展示の依頼があったので、倉庫から昔織った作品を出して選んでいたのです。 これらは初期に織っていた「昼夜織」と言う、帯 …
出発
完成した金の装飾帯 見る角度で、色も輝きも違って見えます。 金糸に針の先が当たると、金糸がつれてしまうので、先の丸い針で一針一針手縫いしました。 返す部分に折りシワがつかないように、薄紙を巻いたのをあてて 屏風だたみにし …
大晦日
2018年最後の日が暮れて行きます ひたすら織り機に向かう年末でした。 棺衣のための金の装飾帯 寒くて広いアトリエで、一人静かに織り機に向かう、静寂の中聞こえるのは機の音だけ。 織る事に集中していると、雑念が消え、自分に …
金の装飾帯・サンプル織り
2018年12月16日 織物
12月13日朝、その日の午前3時にパッキングしたこの包、この包をスエーデンへ帰るNさんに手渡すのに、私は羽田空港へ向かいました。 包みの中は「棺衣」のベースとなる、↓この藍色のダマスク織の布・・・ スエーデンの織物の恩師 …
棺衣・Funeral Pall
2018年10月20日 織物
10日前、スエーデンのNさんから届いたメール、その内容はとてもショックなものでした。 そのメールを読んで直ぐに、私は倉庫から20年以上も前に織った作品を出して、リビングのテーブルの上にひろげました。 「棺衣」かけぎ・Fu …