1か月以上になる安静と養生の日々、毎日食べている養生料理は、”黒豆昆布” と ”キンピラ牛蒡”。

パンやエスニック料理が好きな私が、玄米ご飯にキンピラ牛蒡が美味しくて、食べ続けられるのが不思議です。体質を強化すると言われるキンピラ牛蒡、今の私の身体がそれを求めているからかもしれません。

私がマクロビオティックのスクールの大久保地和子先生に教えて頂いたのは、牛蒡と人参のキンピラでした。調味料はお醤油だけなのに、素材が生きた旨味や甘みがある感動のキンピラでした。今回は牛蒡・人参に蓮根を加えた、より陽性なキンピラ牛蒡です。黒豆昆布のレシピの大森彗先生の分量を基に、大久保地和子先生の調理法で作ってみました。

キンピラ牛蒡

<材料>
牛蒡 100g
蓮根 60g
人参 40g
太白胡麻油 大さじ1
水 適量
醤油 大さじ2

<作り方>
①牛蒡と人参は皮付きのまま千切り、蓮根は皮付きのままイチョウに切ります。
②鍋にごま油と牛蒡を入れ火にかけ、途中差し水をしながら蒸気でゆっくりウオーターソテーして、牛蒡の土臭さが良い香りになり八分通り柔らくなるまで返しながら火にかけます。
③牛蒡を鍋の端に寄せ、空いた部分に蓮根を入れ水を少々入れて透明になるまで火を通します。
④蓮根を鍋の端に寄せ、空いた部分に人参を入れ、その上に蓮根を被せるように広げ、蓮根の上に牛蒡を被せるように広げ、蓋をして陰陽の力を借りた重ね煮るにします。
⑤人参に9分通り火が通ったら、醤油を2回に分けて加えに切ります。

1週間に1度くらいまとめて作って、冷蔵庫で保存し、1食に大さじ2ほど食べます。

今は大分回復したので台所に立つのも億劫ではなくなりましたが、具合が悪い時は牛蒡や人参を洗って千切りにする元気がありませんでした。でもキンピラ牛蒡が食べたい! 布団の中で楽に作れそうな方法を考えました。 そして思いついたのが、これです!

スライサー!

以前タスカジでベジタリアン料理の出張家政婦をしていた時、時間短縮のために買ったスライサーがありました。キャロットラペ用の細切りと、大根の千切りにいいかな?と太めの2種類を買ったのですが、その太めの方がキンピラの千切りに使えるのではないか? と、布団の中で気が付きました。
貝印KAI 千切り器 SELECT100 太DH3100

洗った牛蒡を根先から斜めにしてスライサーで切って行きます。

とても良い感じに楽々と切れます。このスライサーは往復で切れるのですが、手前から向こうへ押す時に切る一方方向にした方が楽で均一に切れます。

ご覧の通りです。

今まで長い牛蒡を先ず斜め千切りにして、それをまな板の上に並べて、次に千切りにしていた手間一切なしで、綺麗な千切りが夢のようにドンドンできます! 本当に楽です。

最後近くになったら、右のスライサー用のカバーを使えば、指を怪我する事もなく・・・

ここまで切れます。 切れなかった残りは包丁で千切りにすれば捨てるところがありません。

土付き牛蒡1本を使いきれない時は、使う部分で切ってしまわないで、使う部分だけを洗って根先からスライサーで切ります。残りはそのまま牛蒡の入っていた袋に戻して口を閉じて保存。一人暮らしでもこの方法だと牛蒡を少しずつ使えて便利です。

人参もこの太線切りで切りました。

キャロットラペだとドレッシングに馴染むので、細千切りの方が良いのですが、キンピラはこの位の太さの方が私は美味しい気がします。

蓮根は包丁で薄切り意しました。蓮根も皮ごと使いアク抜きもしません。

次回は火の通し方を、手順を追ってご紹介します。