昨年11月、入院中のMさんに意識障害が出て日ごとに状態が悪くなり、私は心配で昼と夕方2度面会に行くようになり、終に見かねて主治医に「いったいどうなっているのか?手術の経過は良くても、これでは元も子もない」と直訴しました。

先生:「意識障害は歳で認知もあるだろう人はしょうがない、家に帰れば改善するだろうが、この状態で独居では帰すわけにはゆかない。」

先生:「1日40分の病院のリハビリより、家で必死にトイレへ行ったり日常生活の行動の方がリハビリになる。大病をしたこの年齢のご主人を置いて、奥さんが伊東で週5日仕事して週2日横浜でご主人の世話をする、そんな事できるはずがない。この状態の人が緊急時1人で通報できると思いますか?」

私:「誰かが家で看れば退院できるのですね」

先生:「ええ」

私:「ならば私が家で看ます。このまま放ってはおけません。何時退院できますか?」

先生:「そちらの受け入れ態勢が整えば何時でも」

私は1日でも早く退院させたいと思いました。病院は土日は半分休業なので、金曜までに退院させないと来週になってしまう。それではMさんはもっと具合悪くなってしまう。私は直ぐに病院の患者相談員の方とケアマネさんに連絡をとり、Mさん退院の打ち合わせをしました。水曜日の午後の事でした。

相談員の方とケアマネさんの協力は心強く迅速でした。出来るだけ早く介護用品を自宅に用意しなければならない・・・ 「それならアクティブさんです」と、ケアマネさんは言いました。

そして何と翌日の13時半には

介護用品の販売レンタル会社「アクティブ」さんの車が我が家の前に止まり、介護ベッドが搬入されたのです。

杖のような歩行器も一緒です

シャワーチェアーはお試しを貸して下さいました。

翌日主治医に受け入れが整った事を伝えると、先生は薬や退院手続きの書類を超特急で作って下さり、その翌日金曜日の午前中に、Mさんはリクライニングの車椅子に乗り介護タクシーで病院を後にしたのです。

皆さまの「アクティブ」に支えられたMさんの退院、皆さま本当に有難うございました。