伊豆と横浜を行ったり来たりの忙しい日々が続いています。落ち着いて自分と向き合う時間がなくて、ブログが書けないでいました。

忙しくて疲れていても、お腹が減ったら何か食べなくてはなりません。ベジタリアンだと気軽に外食ができないのが辛いのですが、そんな時に助かる既製品が、少しですが、あるのです。

先日の疲れ切った日の夕食、

とにかく温かいスープが飲みたかったので具沢山のスープを作りました。そしてスープの向こうにあるのが「抓餅」、ほうれん草入りの緑の「抓餅」です。

この「抓餅」は台湾製の冷凍品です。

横浜の家の近くにある”業務スーパー”で見つけました。生地が白い葱入りと、ほうれん草入りの2種類あって、原材料は小麦、大豆油、胡麻、葱、ホウレン草、等なので、ベジタリアンでも大丈夫なのです。

袋を開けると・・・

薄く伸ばした生の餅が、くっつかないように1枚1枚ポリシートに挟んで入っています。

凍ったままのこの餅を・・・

フライパン等に直接入れて、弱火で両面じっくり焼きます。焼いているのはほうれん草入りの「抓餅」です。

餅には油が沢山含まれているので油なしで焼くのですが、焼いているうちに餅から油がにじみ出てきます。

裏返して両面がこんがり焼けた頃、トングで餅を抓んで平たい餅をふっくらさせます。抓んで仕上げるので「抓餅」と言うのだそうです。上手に焼けた「抓餅」は空気を含んでサクサクでパイのようです。油っこいので、我が家ではいつもスープに添えて食べています。

この日のスープは、焼きだしベースのスープに、絹ごし豆腐、シメジ、エノキ茸、それにツルムラサキを山ほど入れて片栗粉でトロミをつけたものです。マクロビオティック的には、片栗粉は体を冷やすので本葛粉を使います。

このスープを作った時は日が暮れていたのですが、Mさんは外の電気をつけて、一生懸命庭のツルムラサキを摘んでくれました。確か・・・60枚以上採ったと話していました。トロミをつけたスープに柔らかいツルムラサキが馴染んで、とても美味しいスープになりました。

このスープは油っけなしなので、油っぽい「抓餅」が胃にもたれません。

忙しい日の一汁一菜にもならないメニューですが、Mさんも私も大満足でした。