もんぺパンツを2枚縫って、布目が脚の中央に沿っていないと、脚が真っ直ぐに見えないのが解りました。

つまり、それは「もんぺ」でなくゆったりめの「パンツ」と考えた方が良さそうでした。

そこで、書棚を捜して見つけたのが、このパンツです。

1998年出版、手縫いの服作りを長きに渡り発信し続けている高橋恵美子さんの著書です。

実物大型紙が付いているはずなのですが、本から取り外した後はあるものの捜しても見当たりません。それで著者の最近の本を買ってみました。

テーパード・ワイド・ガウチョ・サルエル・4種類のパンツが紹介されています。

私が選んだのはこれ、

細めのテーパードパンツです。

細めと言っても腰回りはギャザーがたっぷりで、動きやすそうです。

↑ 上の裁ち方の図にあるように、パンツは前2枚・後ろ2枚の生地を縫い合わせて作り、4枚とも布目を着た時垂直になる方向に合わせます。つまり着用した時、生地が脚に沿って真っ直ぐに落ちるという事です。

実物大型は L・M・S 印刷されているので、Sで型紙を作りました。出来た型紙を身体にあててみると、腰回りが大きい! それで全体で腰回りを8センチ小さくして作ったのが ↓ の上のパンツです。

着用すると、布が脚に沿って落ちてはきやすく歩きやすい! でも8センチ細くしたのに腰回りがブカブカでした。

パンツを着用してブカブカ部分を待ち針で止めて、さらに10センチ細くすれば良さそうなのが分かりました。全体で18センチも腰回りを細くするので、実物大型紙を元に型紙を新たに作って、出来たのが ↑ の下のパンツです。

この夏試行錯誤しながら作った「もんぺパンツ」の型紙は8種類。

作ったのは4着になりました。

動きやすくはきやすいのは、「うなぎの寝床」さんと高橋恵美子さん18cm細くしたバージョン。

森南海子さんの内側がわのもんぺパンツは△ 高橋恵美子さんの8cm細くしたテーパードSは、私には腰回りと股上が大き過ぎて×

「うなぎの寝床」さん or 高橋恵美子さん18cm細くしたバージョン どちらで久留米絣の本番のもんぺパンツを作るか・・・ 現在思案中です。