長く暑かった夏が、ようやく終わりに近づいた感の今日この頃・・・

かやくご飯が無性に食べたくなって、久し振りに気合を入れて料理し、ご飯を炊き上げました。

うるち米と糯米が半々、具は椎茸・牛蒡・人参・蒟蒻・油揚げ。具を先に煮て、煮汁に水を足してご飯を炊き、炊きあがってから具を混ぜるやり方です。

上々の出来だったのでお気に入りの染付のご飯茶碗によそったら、オカズを染付の小皿に盛りたくなり・・・

そうしたら器をきちんとお盆に並べたくなって、倉庫から大型の懐石盆を出す事になってしまいました。

大満足の食卓、

何だか嬉しくなって、料理用に買ってあった日本酒を添えました。

お酒の肴は・・・

ゴーヤチャンプルー

胡瓜の浅漬け

焼きナスの胡麻ソース

ごく普通のオカズが、古い染付の器に盛り、漆のお盆にのせて並べると、とても素敵に見えます。

この染付の茶碗と小皿、実は茶碗とその蓋です。

30年近く前、近江八幡の古物店で一目ぼれして買いました。厚手でフックラしていて丈夫そう、絵付けも生き生きと元気一杯で繊細でないのが気に入りました。

この日久し振りにこの染付を出して、自分がここ数年介護や生活に追われて、器を楽しみながら食事をしていなかったのに気付きました。

↓ 翌日の食事です。

前の日のメニューと代わり映えしませんが・・・

厚揚げの煮たのと空芯菜炒めを小皿に盛ってみました。

空芯菜は胡麻油で炒め白出しで味付け、こんな風に盛ると一寸違った雰囲気になります。

次の日は・・・

ご飯が白ご飯(五分づき・バスマティライス・キヌアのmix)になって、ベジのコロッケが主菜です。染付の大皿は全部横浜の家に置いて来て手元に無いので、中華料理のふかひれ皿にコロッケを盛りました。

バラバラの器がこのお盆に置くと、一つにまとまって、絵になる感じです。

直径40cm以上あるこの漆の丸いお盆は、50年近く前亡き母が買ったものです。大人数のパーティーではお皿としても使った、思いでが沢山あるお盆。 これからは一人の食卓に生かして使おうと思いました。