Mさんが旅立って6か月・・・

昨日、Mさんの他界に伴う事務的なことで、本当に力になって下さったお二人がお出でになりました。

その日の朝

お掃除もおもてなしの内と、前日頑張って拭き掃除を済ませたリビングダイニング。テーブルには私の織ったランナー&お盆の上の簡単なセッティング。

4月初め2泊3日で出かけた後体調を崩し、その後回復してはまたダウンで、お客様が出来るだろうか体力的に自信が無かった私。1週間前から毎日少しずつ準備の計画を立ててこの日に臨みました。

お二人は朝早く横浜を出て、途中で軽く朝食休憩をとり、9時過ぎに我が家到着の予定。お腹すき気味でお食事して頂くために、緑茶と地元の夏みかんで作ったオレンジピール一口で、お昼まで我慢です。

それまで、Mさん他界後整理しプリントしなおして作ったMさんのアルバム、それを見ながら2時間以上お喋り。

正午少し前に食事が始まりました。メニューは・・・

・生ハム
・大根と三つ葉のサラダ
・ポテトサラダ
・田舎風パテの茸マリネ添え
・新キャベツスナップエンドウの木の芽ドレッシング
・ホタテのコキーユ
・石焼風パン(カンパーニュ、セーグル)
*アルコール有と無しのスパークリングワイン2種

料理する体力に不安があったので、今回主な料理は全部取りせにする決心をしました。

Mさんが元気で、私がベジタリアンになる前によく利用していた輸入冷凍食材販売店から、食材が届いたのが1週間前。

求めたのは、生ハム、パテ、鴨胸肉、ホタテのコキーユ、パン、バター、スイーツ。

自分がベジタリアンになり肉を料理するのも駄目になったので、このお店で買い物するのは20年近くぶりです。

迷った末選んだ、この生ハム、

フランスのバイヨンヌのものですが、これが素晴らしく美味しい生ハムでした。

卵とマスタード入りのポテトサラダの向こうは、フランスのカンパーニュとセーグル。

カンパーニュは高温のオーブンで皮がパリッとするまで焼いて・・・ セーグルは自然解凍して薄切りに・・・ どちらも充実感があり粉の味がして美味しい!

田舎風パテは厚切りにして、マッシュルーム・しめじ・椎茸のニンニク風味ソテーと。クレソンとレモンを添えました。私は食べれないので聞いただけですが、「美味しい」とのこと。

ホタテのコキーユはミシェラン星付き店採用とあったのですが、普通の味、写真を撮り忘れてしまいました。

脂っこい品の口直しによいのが、この大根と三つ葉のサラダ。キャラウェイシードをふり、オリーブ油少々と塩で和え、レモンを各自が絞って酸味を調整。

スパークリング・ワインで前菜を2時間かけて楽しみ、いよいよ主菜に・・・

鴨の胸肉のローストの醤油風味ソース。付け合わせはオイルで炒めた細かいパスタの入ったエジプト風ご飯と、玉ねぎと人参のロースト。お酒をメルロー主体のスペインの赤ワインに切り替えました。

肉を焼くのは20年近く振り、要領を忘れてしまったので、用心して前日に調理して、仕上げだけその場で。

フォアグラをとる太った鴨胸肉マグレドカナール、大きいサイズは品切れだったので買ったのはSサイズ。焼く時出て来る脂肪で揚げ焼きして焦げ目を付けるのですが、その脂が少ない。味はどうなのか心配だったのですが、食べた感想は「脂が少なくて美味しい」と、ホッとしました。

デザートは・・・

これ、この赤の矢印、貸農園で育てていたルバーブをこの3月家の東側の崖に移植したのが、このように立派に育っています。この姿をお二人にお見せして、その場で採ってルバーブクリスプを焼いてデザートにする予定でした。

クリスプの生地は事前に作って冷凍してあったのですが、作る元気が出ない。お二人に事情を話してパスに・・・

食後のコーヒーと紅茶の友は、このマカロンだけになってしまいました。これも冷凍品で室温解凍していただくのですが、フレッシュで美味しい! 写真を撮り忘れ、残っていたのを今朝ワンショット。

取り寄せの力を借りて、何とかおもてなしが出来るのが今回分かりました。でも自分が食べられない肉類を味見をしないで料理したり、それに合う付け合わせを考えるのはとても難しいのも分かりました。

兎にも角にもお世話になった方に、私の感謝を表せて、嬉しくホッとしています。