素晴らしいお天気の元旦、空気が澄み太陽がキラキラしています。

年末に一通りの掃除は済ませていたのですが、掃除していなかった食器棚と食器の汚れや曇りがやけに目立ちます。食器が生き生きしておらず、その辺だけがお正月の気分ではないのです。

「これではいけない」意を決して掃除を始めました。食器棚から食器を全部出し、棚を掃除し、食器を全部洗って乾かしました。グラス類と染付の和食器合計150点はあったでしょうか・・・ 3時間以上かかりました。

そして午後3時過ぎ

元旦の食事です

11月半ば、Mさんが旅立つとは夢にも思っていなくて、注文していたお節。

昨年までの”ベターホームのお気に入りのお節”が販売中止になってしまい、ベジタリアンの私でも食べられそうな少量のお節を捜し、やっと見つけた”らでぃっしゅぼーやのお節”です。

一人分で23種類のお料理が入っています。

23種のうち、ベジ料理は14種類。

動物性も、たまに少しなら食べられるので、用心のため消化を助ける”大根のなます風サラダ”を作りました。

塗りのお膳と古い食器を出して、お屠蘇も少しいただきます。

大変だった昨年を振り返りながら、時間をかけてお節をいただいたのですが、お料理が美味しく感じられないのが不思議でした。

多分クラシックでなく今風な仕上げだから? 素材の持つ味を引き出すのではなく、ハーブ・油脂・クリームで仕上げてあるから?

何だか満たされない寂しい気持ちになってしまいました。

それで翌2日に、我が家のお正月の「煮しめ」を私は作り始めたのです。通常丸2日かかるのを朝から晩までかけて丸1日で・・・

↑この写真は2日のお昼、この時点で出来ていた「焼き豆腐の煮しめ」とお雑煮だけの昼ご飯。

しみじみとお正月を感じる味、料理が身体に溶けて行くようで、ホッと深呼吸ができました。