近くに住むお友達が「農協の市場にルバーブが出ていたのに、買い忘れて帰ってきた」と、話されました。「どうやって食べるの?」と尋ねると、「ジャムにしてヨーグルトに入れて」とのこと。

我が菜園に育っているに使わないでいたルバーブ、急にそれがが勿体ない気がして来ました。それで翌日畑へ見に行くと・・・

これは今年の4月30日のルバーブ、こんなに見事だったのに。 1か月半後のこの日は、一部の茎が腐って黄色く枯れた葉が出ていました。

元気で美味しそうなうちにドンドン採って使う、それが菜園も自分も活性化する秘訣の気がして来て反省。

枯れたり腐ったりした茎や葉はバサバサ捨てて、良さそうなところだけ採りました。

茎を切った株の真ん中には、次の茎の芽が見えます。

葉を落としたら、茎はこれだけです。

お友達に生で差し上げようとも思ったのですが、採り遅れて硬そうだし表面も汚れています。それで駄目もとでジャムにして、もし食べられるレベルだったら差し上げる事に決めました。

ゴシゴシ洗って固そうな部分は筋を取り、汚れていたり変質している部分を取り除いたら、正味は600g。

ルバーブジャム・Rhubarab Jamのレシピを手持ちの本で確かめたのですが、古いアメリカの農園料理本の砂糖は150%、フランス料理研究家の正統派レシピでは65%、日本のシェフのレシピには最大で50%・・・

日本は甘くない方が好まれるので、今回砂糖は50%にし、駄目もとの実験なのだからとグラニュー糖を使ってみました。

そしてこの鍋を火にかけながら、人に差し上げるかもしれないのだからと、ジャムを入れるビンのラベルを必死で剥がしていたら・・・ 何だか煮詰まる音・・・

鍋を見るとジャムは既に煮詰まって、焦げる寸前!

大慌てで火を止めて、鍋底からかき混ぜ、水を少し入れてから弱火でかき混ぜました。アクを採る暇も、味をみて酸味のバランスを調整する間も無し。

大急ぎでビンを消毒して、そこへジャムを入れ、兎に角終了。

翌朝撮った写真、ちょっと焦げ色の部分があります。空気が入ってしまったのも煮詰めすぎだからです。

味見をしたら酸味が少し足りませんが、ルバーブの香り一杯でした。スコーンに添えるには丁度良い硬さ、ヨーグルトに入れるには硬すぎました。

次回はレモン汁を入れ、レモンかオレンジの皮を少し入れたのを作りたいと思っています。失敗は成功の元、硬そうに見えてもルバーブはあっという間に柔らかくなって煮えるのが分かりました。