糞掃衣完成8 袈裟・縁 の続きです。

縫い上がった袈裟に肩紐を付けて、袈裟を身に着けられるようにします。

紐は「葉」や「縁」と同じ生地で作ります。

伸びたり切れたりしないようシッカリ作りたかったので、ミシンで縫いました。

次は紐を袈裟に着ける台座です。

大きな袈裟を2か所に付けた紐で支えて身にまとうので、丈夫に作らないと袈裟が破れたりします。

それで台座の生地の裏に接着芯を貼りました。

台座に紐を入れる穴を作ります。

教本にはその方法を詳しく書いていないので、ボタンホールの要領で行いました。穴を開ける周囲に最初にミシンをかけ・・・

その周りを穴糸で穴かがりしました。

そしてこのように紐を通します。

裏はこのようにして、紐の端を台座にシッカリ縫い付けます。

台座から剥がれないように、紐が引っ張られても抜けないように、細かく平均に縫って付けます。

表から見るとこのようになります。

これを所定の位置に、一つは表側に、もう一つは裏側に「却刺」で縫い付けます。

縫い付けるのは台座の周囲だけでなく、台座が取れないよう、引っ張られて袈裟が破けないように、内側&対角線にそっても縫ってシッカリと付けます。

最後に裏地と表布が開かないように、隠し針で裏地と表布を止めます。

教本の一つ尼さんの聞き書きには、 ”裏と表布と合わせて、裏から中とじを五筋ぐらい縦にとじます” とあります。

私は和裁を習った事がないので、「お袈裟を縫う会」にいらしていた和裁のプロに電話をして、その「中綴じ」を教えて頂きました。電話だけではよく解らない部分もあったので、さらに和裁の動画で ”中綴じ” を検索し、見よう見まねで行ってみました。

長い針を使って、布の中を手探りで針を進めて裏地側の表面に糸目を少し出して止めるのですが。

内側で針先があちこち刺さってなかなか進みません。

それで先が丸い針に替えたのですが、今度は裏地に小さな針目で止めるのが大変で苦労しました。

やっとの思いで終了、完成です。

ここまで辿り着いたのは2月の末・・・

縫い始めてから14カ月かかりました。