1月4日の朝、デンマークのお友達Winnieからメールが届きました。「今日1月3日、あなたからの小包が届きました。素敵な日本のクラッカーそして繊細な手織りの絹のスカーフを有難う」
昨年12月18日に発送した普通航空便がもう届いたのです。いつもなら1か月以上かかるのに。私は12月末に届いていたWinnieからのプレゼントを開ける時が来たと、その包みをテーブルの上に置きました。
昨年は慌ただしくてWinnieへプレゼントを送るのが遅くなってしまい、クリスマスに間に合いませんでした。
私からのプレゼントが届いたら、その時Winnnieからのプレゼントを開こう、そう決めていたのです。
包をそっと開けると・・・
ピンクの薄紙に包まれたオレンジとグリーンの手織物! 朝日を浴びてふんわり輝いて見えます。
Winnieの織った麻のタオルです。
オレンジと緑は補色なので、位置によって玉虫の様に色が変わって見えます。
織り出されている市松模様は、オレンジ部分の裏側は緑になっているダブルフェイスで、日本では「風通織り」と呼ばれている織り方です。
私もこの「風通織り」に夢中だった時期があるのですが、藍と白だけの私の織の世界とは全然違うWinnieの「風通織りの世界」。一つの技法にも無限の世界があるのを再確認です。
Winnieのタオルをテーブルに広げ、丁度焼き上がったトーストとミルクティーを置きました。
いつもの私の朝食が、いつもと全然違って見えます。
テーブルクロスを洗ったりアイロンをかけたりが面倒になって、ここ数年テーブルリネンを使っていなかった私。今年は毎日の暮らしにテキスタイルを楽しむ、そんな心の余裕を持ちたいと思いました。Winnie有難う!