3週間以上雨が降っていません。 朝、市の広報のアナウンスで「高温注意報」が流される日が続いています。 山の上にある貸農園には水道があるので、上の畑担当の私は一日おきに夕方散水に行っています。 日中散水すると、野菜についた水滴が、レンズのようになって太陽の光を集めて野菜を傷つけるのだそうです。 太陽も温度も足りなかった夏のはじめには元気のなかった野菜が、元気に大きくなってきました。

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5月10日のブログでお話しした、中玉トマト シンディー・スイート
買って来た苗は山の下の畑に植えたのですが、出てきた脇芽を切ってポットで育て、根付いたのをここ上の畑に定植しました。 コンパニオン・プランツのバージルも元気です。

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植えた時期が遅かったのと、この貸農園は標高400メートル近い場所にあって気温が低いので、実はようやく色づき始めたところです。

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元気に並んだ青いトマトの赤ちゃん
見ていると何となく ドレミファ ♪ と口ずさんでしまいます。

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このズッキーニ ブラック・トスカ の写真は10日ほど前に撮ったものです。 立派な実を沢山Giftしてくれた後、暑さでうどんこ病が発生し葉が駄目になってしまいました。

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よく見回って巨大ズッキーニなる前に収穫できたので、実のしまった美味しいズッキーニを楽しむ事ができました。

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胡瓜 サツキミドリ もなり始めました。

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7月8日のブログでお話ししたイタリアのインゲン豆 S.ANNA もようやく成長し始めました。

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虫にもやられず元気なのは コリアンダー (パクチー、香菜)です。 今まで夏はうまく育てられなかったのですが、今年は成功しました☆

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コリアンダーは、今はまっているメキシコ料理のブリトーやタコスに添える サルサ・ソース に欠かせないハーブ。 インドカレーにコリアンダーとココナッツのチャツネを添えると美味しさが倍増ですし、タイやベトナム料理、それに中近東料理にもコリアンダーがないと味がぼやけてしまいます。 採ってからあまり日持ちしなので、家庭菜園にぴったりのハーブだと思います。

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6月初めに種を播いた サラダ・ミックス がこんなに大きくなりました。

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昨年の10月に播いた サラダ・ミックス もまだ葉を茂らせています。 採っても、採っても、また出てくるのが、本当に不思議です。 魔法のようです。 でもさすが葉は固いので、千切りにしてから、生で食べたり火をと通して食べています。 苦みがあって味があって美味しいです。

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キャベツのコンパニオン・プランツとして植えた レタス チマ・サンチェ が食べ頃になりました。 昨夜は、このレタスの葉に青紫蘇をのせ、玄米ご飯とおかずを包んでいただきました。

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イタリアンパセリも大きくなってきました。

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驚いたのはこの スイス・チャード (イタリアのふだん草)です。 昨年10月に播いて冬の野菜として期待していたのですが大きくならず、春になっても成績がよくなく虫がついたので止めるつもりで地面すれすれに切ったのです。 そのまま枯らして根を畑の肥料にするつもりでした。 それなのにそこからまた芽が出てきてこんなに大きくなりました。

 

山の上の貸農園の畑は水道があるお蔭で、日照りが続いてもこうして野菜が成長しています。 本当は散水なしで、自然のまま育てたいのですが、近年の異常気象ではそうは行かないのをヒシヒシと感じています。 カンカン照りの真夏の青い空に入道雲、そして夕方には夕立が ・・・ 遠い昔の思い出です。 お百姓さんも大変だと思います。