4月9日、3年以上前にスエーデンに旅立った棺衣が帰って来ました。

その時棺衣をスエーデンへ持って行って下さったNさんが、今度はスエーデンから持って帰国し、宅配便で送って下ったのです。

闘病中のスエーデンの恩師の葬儀に私が昔織った棺衣を貸して欲しい、の依頼があったのが2018年10月。

先生の片腕のNさんが帰国の際、この棺衣の本体をスエーデンへ持って行って下さったのが、その2か月後。

その後、私は棺衣に飾る装飾帯と儀式に使用する小さな布を織り上げ、2019年2月にそれを持ってスエーデンへ飛び立ったのでした。

箱を開けると、金の装飾帯と儀式用の布以外に、私が昔恩師に出した手紙やカードが入っていました。

昔の自分がそこにいるようで、浦島太郎が玉手箱を開けたような・・・ そんな不思議な感覚になりました。

恩師の葬儀に使う棺衣の装飾帯を必死で織った2018~2019年の冬は、織物の仕事に専念できた最後の時でした。

その年の夏にMさんの調子が悪くなり、秋に大手術。その後自宅介護が始まり、私が病気や骨折をし、我が家の状況は大きく変わってしまいました。そして新型コロナ、世界の状況もすっかり変わってしまいました。

スエーデン在住のNさんも、帰国したくてもなかなか出来ず、ようやく3年3か月ぶりで帰国なさったのです。

「ちょうどイースターだったから」と、素敵なイースターのスイーツが入っていました。

私は老人ホームに入居したさんの事や横浜の家の整理で忙しく、その後体調を崩したりで、先週はじめてこの愛らしいスイーツをいただきました。ご馳走様💛