安静と養生の毎日が3週間以上続いています。薄皮を剥ぐように少しづつ回復しているのですが、少し元気が出るとつい動いてしまい・・・ すると2~3日分後退してしまうのが分かりました。これが歳という事なのでしょう。

大変なのは「安静にして養生しながら、自分の養生食を用意しなければいけない」という事です。

寝ながら「今日は何を作ろうか?」と考えます。元気な時はご飯を炊いてオカズの2~3種類は一度に作れるのに、今は1回に1つだけ。玄米ご飯を炊く日はそれだけ。キンピラ牛蒡を作る日はそれだけ、切り干し大根を煮る日はそれだけ、1種類を5~7日分作って、何日かに分けて作った料理を組み合わせた食事です。

 

先日の朝食

玄米ご飯にすり胡麻、黒豆昆布、キンピラ牛蒡、ブロッコリー塩ゆで、切り干し大根と高野豆腐煮

それに蕪と揚げのお味噌汁

こんなに種類が多くなったのはつい先日で、回復して来たので写真を撮る元気も出た訳で、お粥だけの頃は写真は忘れていました。

最初の1週間はお粥に冷凍庫に見つけたオカズ1種類だけ・・・ 2週間目頃になって料理を少し作れる様になって、お粥にオカズが2~3種類。

切り干し大根と高野豆腐の煮物

食べたいなと、布団の中で思っていたのですが、冷凍庫の底にしまってあるはずの自家製切り干し大根を捜す体力がなくて、つい最近ようやく作りました。

ブロッコリーの塩茹で

寝込んでいて一番困るのは生鮮食料品の買い物です。身体の具合に相談しながら、お天気に相談しながら、「今日は大丈夫そう」と感じたらメモを片手に厚着をしてマスクをして最大の注意をはらって車の運転をしてお店へ。そして必要なものを大急ぎで買って、まっしぐらに帰宅。

外出ついでに、あちこち行って用事を足すと、疲れて体調が後戻りする事も今回学びました。

キンピラ牛蒡

牛蒡、人参、蓮根のキンピラ。この3種類の根菜が入る事で、牛蒡と人参のキンピラより陽性度が上がるという陰陽の世界の不思議。根菜類は人間の身体の基礎固め「地に足が着く」のようです。

黒豆昆布 黒豆と昆布をじっくり煮たもの、味付けは塩と醤油だけです。

お粥と冷凍庫にあったヒジキ蓮根を食べていた最初の1週間、「食べたいな~」と思ったのは、昆布と牛蒡でした。牛蒡を芯にしてじっくり煮込んだ昆布巻き・・・ 「おいしそうだな~」と思いました。でも昆布巻きを作る元気は全然ありませんでした。

そんな時読んでいたこの本

これに

黒豆昆布を見つけたのです。

膀胱炎の特効薬!

お粥だけ作って、後は冷凍保存してあったオカズだけ食べていた私が最初に作ったのが、この黒豆昆布でした。

1つのステップを済ませては、毛布に包まって横になって暫く休み、次のステップへ・・・ そんな状態で作った黒豆昆布でしたが、食べると正に私が食べたかった料理なのが分かりました。とにかく美味しい!そして身体に浸みるように溶けて行く感じでした。

次回はこの黒豆昆布の作り方をご紹介したいと思います。