この1週間かかりきりだった2021年の年賀カード数百枚の制作・・・

それを一昨日全て投函し、ホッとしているところです。

今年はお正月5日に3度目の骨折をして、伊豆の私の暮らしも横浜のMさんの介護にも、軌道修正が必要になり、それに手一杯で年賀カードを出すのが遅れてしまいました。

昨年あまりにも色々な事があったので、賀状文をまとめるのも大変でした。その上昨年は家の中ばかりだったので、賀状に添えたいと思える写真も撮れませんでした。

織物作品の写真をと考えたのですが、リハビリとして織った作品とは言えないものがあるだけ・・・

昔織った作品を撮ってみようとして、今の自分ではないのに気付いたり・・・

迷いに迷って、作品と言えなくても「リハビリとして一生懸命に織った私の昨年の足跡なのだから」と自分に言い聞かせて、その傷だらけで密度も不安定な織物の写真を撮って使いました。

写真の横にタイトルをプリントしました。

賀状文の最後に、今の私の気持ちを書きました。

・・・今、私は落ち込んではいません。夫の介護もベストを尽くして来ましたし、限界も知って、何かが割り切れて自分の原点に戻ったような感じなのです。

10ヶ月近く家から出られませんでしたが、窓の外に拡がる自然は私を優しく癒してくれ、地に寄り添い光一杯の仕事場「織の家」は、何があっても気高く生きる勇気を与えてくれました。一人の時間は自分の人生を深く見つめる事が出来、私が棺衣や曼陀羅を織るようになったのも偶然ではなく、大切な人達の死が導いてくれたのに気付きました。旅立った人達のいる高い次元、その天の響きを織物に表現する、それが私の務めなのが分かって来ました。

この地にしっかりと立ち、今年もリハビリに励み、明るい未来を心に、一歩一歩進みたいと思います。

 

そう、今年も、何があってもめげないで、星の階段を一歩一歩です☆