北海道のオホーック海に面した町、小清水のアスパラガスが届きました。
網走に住むお友達Yさんが送って下さったのです。

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Yさんご夫妻は東京から網走へ移られたのですが、北の地の自然に魅せられ、地元の水芭蕉を守る活動をしたり、ご自宅のある森に手作りの素晴らしい庭を作られて暮らしています。 この冬は厳しく嵐で森の木が傷ついたり折れたりした事、アスパラガスが出る春になったとは言え、まだ小さいストーブが必要な寒さと知らせて下さいました。

長くて厳しい冬を越えて芽を出した貴重なアスパラガス。 このアスパラガスをメインにした献立で、春の喜びを皆で分かち合いたいと思いました。

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先日ちょうどお客様があったので、思い切ってイメージしただけで未だ試作もしていないアスパラガスのリゾットを作ってみました。 これが大成功で皆様の歓声とともに、あっという間になくなってしまいました。

このちょっと変わった、炊き立てのご飯に、別に火を通した野菜を入れて味付けするリゾットの作り方は、イタリア人がご主人の恵子ギオさんの本にあったものです。

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この本には、ご飯を硬めに炊いて、そこへズッキーニを蒸したものを入れ、塩、胡椒、オリーブ油、レモン汁、パルメザンチーズで味をつける「ズッキーニのリゾット」が紹介されています。 さっぱりしていてズッキーニの緑が美しい、夏にぴったりのリゾットで、何度も作りました。 これをアスパラガスで作ってみようと思ったのです。 お米は半分バスマティライスにし、アスパラガスは蒸さないで、濃い塩水で固めに茹でて炊き立てのご飯に混ぜ、味を調え、銘々がチーズをふって頂きました。

 アスパラガスのリゾット
<材料> 6人分
・五分づき米      1+1/2 カップ
・バスマティ・ライス  1+1/2 カップ
・水            4カップ
→ バスマティ・ライスは水分を沢山吸うので水が多くなります。
普通のお米を使う場合は固めに炊いて下さい。
・アスパラガス     500グラム
・塩、胡椒、グレープシード・オイル、パルメザンチーズ 適量

<作り方>
1)お米は洗って分量の水を入れ、炊飯器にセットします。
2)アスパラガスは下の部分を5ミリほど切り落とし、水に暫くつけてピンと水上げしてから、下5センチくらいの固い皮をピーラーで薄くむき、2~3センチに切っておきます。
3)ご飯が炊きがる時間に合わせて大きめの鍋に湯を沸かし、沸騰したら多めに塩を入れ、アスパラガスを固めに茹で、ザルにあけ湯を切ります。
4)炊き立てのご飯に茹でたてのアスパラガスを入れ、オイル、塩、胡椒で味を調え、サックリ混ぜてから盛皿に盛ります。 各自が取り分けてからパルメザンチーズをふって頂きます。

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お客様に出来立てを食べて頂きたかったので
急いで写真を撮ったらピンボケになってしまいました。

<メニュー>
アスパラガスのリゾット
ベジローフ
季節の野菜のグリル
さつま芋のサラダ
アイスクリームのコーヒーリキュールかけ

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色も香りも口触りも春らしい
アスパラガスの美味しさが一杯の、爽やかなリゾットでした。

ご馳走様。