里芋のパスタではなくて、里芋のペーストの湿布、
里芋パスターについて、今日はお話ししたいと思います。
実は1週間前蜂に刺され、この里芋パスターのお蔭でよくなったのです。

先週の水曜日の夕方、ブラックベリーが色づいて来たので、鳥に食べられないようにネットをかけようと周りの草を刈っていたら、手の甲を作業用手袋の上から蜂に刺されました。 以前刺された時より痛くなかったので、そのまま作業を続け、帰宅後、一応ポイゾン・リムーバーで毒を出し、冷やしていました。 時間が経てばよくなると思っていたのです。 それが24時間過ぎる頃から腫れがひどくなり、右手全体がポンポンになって皮膚の色も赤黒く変わってきました。 痛みと、痒さと、火照りで、夜保冷剤で手を包んでベッドに入っても眠れない程になりました。 これは大変! 以前マクロビオティックで里芋の湿布をすると毒が出ると習ったのを思い出し、本棚にあった自然療法の本で虫刺されの手当てを捜しました。

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ありました。やっぱり里芋パスタです。

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→ 現在は600円でした

「パスターの材料を合わせた粉が販売されていて便利」とあったので、金曜日の朝、伊東の自然食品店の開店を待って買いに行きました。

お店に駆け込んで、「里芋の粉はありますか?」と聞くと、「ちょうど2つ入ったところです」とのお返事。 2つとも買って家に戻り、早速里芋パスターを作り湿布しました。

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粉を必要量ボールに入れます

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水を少しずつ固さをみながら入れます

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ゴムべらで練ります

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耳たぶより少し柔らかい固さにします

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いらない布(古いTシャツ)を湿布する部分より大きめに切ります
今回は手の甲なので、指を入れるスリットをいれました

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伸び縮みする絆創膏を必要か所に最初に貼っておきます

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これを使ってみました

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練ったペーストをのせます

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厚さ1センチくらいに必要部分に伸ばします

 

ひんやりしたパスターを張ると、火照りと痛痒さが引いて気持ちがよいです。 驚いたのは耳たぶより少し柔らかいパスター作ってを貼ったのに、しばらくすると布の端からパスターが流れ出て来た事でした。 布の上を触るとパスターは熱くて柔らかくブヨブヨになっていました。 熱をとり皮膚をから毒入りの水分を吸い出しているのです。 最初は4~6時間おきにパスターを交換し夜は一晩貼りっぱなしを2日間。 日曜の朝には腫れはほぼ引き、指が曲がるようになりました。 まだ少し腫れているし痒いのでもう1日湿布、月曜の朝には変色していた皮膚の色も元に戻り、完治しました。

マクロビオティックを勉強した時、色々な手当ての方法も聞いていたのですが、今まで病気や事故もなくて、実際に試した事がありませんでした。でも今回、お芋で手当てが出来るのを体験しました。 台所にある里芋、生姜、小麦粉で、こんな手当てが出来るのです。

 

生芋で作る里芋パスター
<材料>
里芋   大1個
生姜   里芋の1割
小麦粉  里芋と同量~2倍

<作り方>
皮をむいた里芋をおろし、おろした生姜、小麦粉を加え、耳たぶより少し柔らかい硬さに練る。

市販の里芋粉には、
里芋の粉、生姜の粉、小麦粉がミックスされているので、水を入れて練るだけです。 里芋のない時期や、今回の私のように手が腫れて里芋をすりおろしたり出来ない時に便利です。

里芋はタロイモの仲間なので、海外で日本のような里芋がない所では、タロ芋、セレベス芋、コロカシア(エジプトではオルアースと呼ぶ)などが使えると思います。