9月29日に作ってたザワークラウト、常にキャベツが漬け汁に浸っているように、時々ジップロックの空気を抜いて常温で乳酸発酵が進むのを待っていたのですが・・・ 横浜の家に用事があったので、10月1日の夜横浜へそのまま持って行きました。

そして一夜明けた10月2日の朝のザワークラウト。

一晩にして、茶色くなってしまいました。

驚いて袋の口を開けると、腐った臭いはせず、塩素のような薬の匂いがします。

アップしてみるとこんな感じです。

ちょっと取り出して味をみてみました。腐った味はせず、弱い酸味と薄い塩味なのですが、薬臭さが勝っていて味がよく分りません。

捨てようかと思ったのですが、一度食べてみてから考える事にしました。

ブランチにパンにはさんで食べてみました。私はベジタリアンなので豆のスプレッドとレタスと一緒に、Mさんはイベリコ豚のパテと一緒に、カンパーニュにのせて・・・

食べてみて腐ってはいないのが確認できました。キャベツの色は瓶詰で市販されているザワークラウトの色で、茶色く見えるのは、塩分が少ないので林檎が茶色くなったからのようです。

それにしても薬の匂いがひどくて、食べようという気が起こりません。

このザワークラウトに使ったキャベツは、伊東の普通のスーパーで見つけた岩手産と北海道産を使いました。今出回っているキャベツは、夏の害虫や細菌が一杯の時期に育てるので栽培が難しく、私は夏は育てていないし、暑くて湿気が多い伊豆では地物のキャベツも少ないのです。涼しい北国でも、やはり夏に育てるキャベツには農薬を沢山使うのでしょう。

この薬臭さは、キャベツが乳酸発酵して、薬が外に出てきたのかもしれません。EM菌で汚染された水や土がきれいになるように、このまま発酵させたら薬も消えるかもしれない、捨てないで冷蔵庫に戻し観察してみる事にしました。

そして昨夜、Mさんから「ザワークラウトを入れたジップロックがもれて漬け汁が外に出ている」と連絡がありました。観察もこれまで、撤退の潮時です。今、防虫ネットのトンネルの中で育ち始めた我が家のキャベツが大きくなったら、もう一度ザワークラウトを試してみようと思います。