伊東と横浜を行ったり来たりの毎日で、畑へ行く時間がなかなかありません。先週ちょっと手があいたのでMさんと二人で山の下の畑へ行きました。

昔は水田だったこの畑を借りたのは8年前、地主さんが体調を崩され畑仕事が出来なくなり、スギナと葛の天国になっていました。スギナを根気よく抜きながら、私はここをベジタブルガーデンにしようと、倒れそうになるまで頑張って畑作りをしました。

そして、ハーブや野菜や花がハミングしているような、ベジタブルガーデンになったのです☆

育てるのが長年の夢だったアーティチョークの見事なつぼみ☆ ズッキーニもフェンネルものびのびと美しく、生きているのが楽しそうでした。

Mさんが完全リタイヤした時、この畑をMさんにバトンタッチしました。

MさんはMさんのやり方で、自然農法の野菜の栽培を始めました。

Mさんが体調を崩してから、畑の管理がだんだん出来なくなり雑草が優勢になってきました。そして昨年岩に車をぶつけて運転を止めたMさんは、畑へ一人で行けなくなりました。

そんな状況の中でも、この冬も大根、白菜、キャベツ、ブロッコリーがちゃんとできたのです。でもこれがこの畑の最後の収穫です。私達の状況が変わって畑の維持管理が出来なくなってきたので、今月一杯で畑を地主さんへお返しする事にしたからです。

冬中収穫できた大根。青々とした葉も細かく切って炒り、玄米ご飯の友として美味しくいただきました。1年分の切り干し大根も作り終えました。この2本が最後の大根です。

キャベツもこんなに沢山収穫できました。無農薬有機なので安心、そして何より甘くて柔らかくて本当に美味しいのです。

こぼれ種の小松菜に花が咲いています。

王冠のような花・・・

こぼれ種は、肥料もやらないのにこのように立派に大きくなるのが不思議です。

山の下の、日当たりがよくて温かい、海が見える、素敵な畑。 このようなお別れがやって来るとは夢にも思いませんでした。長い間本当にありがとう、私達がこの畑から頂いたものがどれほどだったか、、、 感謝の気持ちで一杯です。