地元のお友達から年末に立派な ダイダイ・橙 を沢山頂きました。伊豆半島はダイダイの産地で、かつてはお正月飾り用に沢山出荷されていたのだそうです。ダイダイは冬を越しても実が木から落ちず、ダイダイ色の実がまた緑になって2~3年は木についているので、代々、ダイダイ、と名づけられたとの事。現在はお正月にあまり使われなくなったので、主にポン酢や果汁に加工されて出荷されています。

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ダイダイは絞ると果汁が驚くほど沢山でます。レモンとミカンを合わせたようなフルーティーな強い酸味☆ レモン果汁を焼き上がってから浸みさせるレモンケーキにこのダイダイ果汁を使ってみたら、素敵に爽やかなケーキになりました。ダイダイやレモンがなるのは冬ですが、私達は冬より夏に酸っぱいものが食べたくなります。絞って保存しておこうと思いながら春になってしまいました。

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3ヶ月以上放っておいたダイダイです。水分が蒸発して少し小さくなりましたがこんなに元気です。

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シンクに水をはってしばらくつけてから、ブラシで洗いました。1つ腐っていただけであとは全部大丈夫でした。木に2~3年なり続けるダイダイは表皮がとても丈夫なのでしょう。

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自然乾燥させてから作業に取り掛かかります。

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その間に果汁を入れるビンを熱湯消毒します。

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網にあげてよく乾かして、

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作業開始。半分に切ってレモン絞りで絞るのですが、ポリエチレンの調理用手袋をすると仕事がしやすいです。

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タネの量がすごいです。

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手首が疲れましたが最後まで絞れました。

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素晴らしい色・・・

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ラップをのせてから蓋をして完成です。冷蔵庫でも保存できますが表面にカビが出る事があるので、私は冷凍庫で保存して使う時に冷蔵庫に移します。

土に近く生きる主婦は大変です。シーズンに畑からドッとやって来る野菜や果物を無駄なく加工して、毎日の食事に生かさなければなりません。お店でその時必要なものを必要なだけ買うのは本当に楽で簡単だと思います。食べる状態にする手間も少なく、加工したり保存する必要もありません。主婦のエネルギーと時間それに加工のための道具や場所もいりません。健康にシンプルに生きたくて選んだ今のライフスタイルですが、なんと忙しくて繁雑なのでしょう。野菜作りも料理も好きで、自然の恵みに感動しながら作業しているのですが、時々楽したいな~ のんびりしたいな~ 主婦業を卒業したいな~ と思う事もある私です。