獣除けネットを抜けにくいアンカーを打ち込んで止め、これで外回りが一段落と思ったのに、それは束の間でした。アンカーを打って24時間も過ぎないうちに、ネットごと持ち上げられて抜けていました。それも堂々と間昼間にです。ガックリした私は、直ぐに次の対策を施す元気が出ず、一晩そのままにしておいたら・・・ 翌朝はアンカーが何本も抜かれてあちこちに転がっていました。

私は気力と体力を振り絞って、園芸用の長いポールを防獣ネットの足元に斜め刺しにして、鹿が例えネットを潜っても通り抜けられないようにする事にしました。鹿はネットを潜ろうとあちこち移動した様子で、ネットの足元には足跡が沢山、そして獣の匂いが漂っていました。

危ない作業なので、人の目のある時と思い、ヘルパーさんの来る日時に行ったのですが、とても時間内には終わらず。ヘルパーさん「携帯電話持っていますか?」 私「はい、ポケットに」 ヘルパーさん「何かあったら電話入れて下さい」 私「有難うございます、そうします」

私がこの地に住み始めた最初の10年は、鹿の被害もなく周りは山野草の宝庫でした。15年前頃から鹿や猪が出て来るようになり、それが年々酷くなり、今では昼間その辺を歩き回っています。猪の被害が酷い南伊豆では、家の周りを金属フェンスで囲まないと庭も畑も守れない、「自分の家に入るのに、金属フェンスに取り付けた出入り口を先ず開け直ぐ閉めて。まるで檻に閉じ込められているよう」と聞きました。 ここもそうしないと駄目なのかもしれない、でも織の中で暮らすなんて・・・

昨日は素晴らしい夕焼けでした。

ボンヤリ考え事をしていて、ふと窓の外を見ると

夕焼け

あまりの美しさに、カメラを取りに行き

次々変化する色を追いながらシャッターを

山は闇に包まれ

眠りに着こうとしています

色々ありますが、自然は本当に美しい

でも自然と調和して暮らすのは、簡単ではありません。