4月初めに一時気温が上がっただけで、ここ伊豆の山はうすら寒い日が続いています。今朝テラスは15度でした。山々の新緑は気温が上がらないので成長が止まっています。虫も少なくて静か・・・

近々植木屋さんが入って、敷地内の大きくなり過ぎた木を伐採予定なので、木や灌木の位置の確認に山を歩いて見回っていたら、エビネが咲いているのに気付きました。

野生の蘭、何の手入れもしないのに、こうして毎年花を咲かせてくれます。

以前は春蘭もあったのですが、鹿に食べられて無くなってしまいました。野生の蘭で残っているのはこのエビネだけです。木の伐採が済んだら、敷地をグルっと囲む獣除けのネットを張り直して、せめて我敷地内だけでも山野草の楽園にしたいと思っています。

私が借りている山の上の貸農園は高さ3メートルの鹿よけネット+猪除けの電気柵で守られています。久し振りに行くとスナップエンドウが大きくなっていました。

昨年の11月に種を播いて、2重の不織布のトンネルの中で越冬。4月にトンネルを外して支柱にネットを張ったのですが、気温が上がらないの成長がとても遅いです。

5月11日に初収穫!

スナップエンドウなので鞘ごと食べるのが美味しいのですが、採り忘れて大きくなってもグリーンピースとして利用できるのが嬉しいです。

この週末横浜へ行き、Mさんを外泊でホームから連れ出し、横浜の家で1泊2日一緒に過ごしました。面会、外出、外泊は許可されていますが「人混みを避けた環境で」が原則、なので外食が出来ません。5回の食事のメニューとそのための材料の準備は、今の私には結構大変です。野菜は使い切りたいので、この少しのスナップエンドウはそれにピッタリ、美味しくいただきました。

1か月ぶりにMさんと過ごして分かったのは、Mさんは自分が何処に住んでいるのか、私が何処にいるのか、横浜の家が何処なのか、まったく分かっていないという事でした。神奈川区の地図を見たいと言うので、家にあった区の防災マップにホームの場所、自宅の場所、新横浜駅の印をつけたのですが、それでも分からない様子でした。

1泊2日の外泊を終え、ホームへMさんを送り届け、私が帰ろうとしたら一緒に来ようとします。「ここがMさんの部屋だから」と私はホームを後に。その晩Mさんから「今日は車に乗せられて、あっちこっち連れ回された」の意の電話。横浜の家に外泊した事も忘れている感じでした。