トマトのコンパニオン・プランツとして植えたバージルが、大風で全部傾いてしまいました。

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それで全部思い切って整理して、バージル・ペーストを沢山作って冷凍しました。

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それから、じゃが芋とインゲンを沢山入れた バージル・ペーストのパスタを作りました。 ペーストさえあれば思い立ってから15分もしないで出来上がります。

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私はこのパスタを作るたびに、イタリア系アメリカ人の友達の事を思い出します。 彼女は経済学者で当時ニューヨークにいました。 久しぶりに会ったRはすらっとしていて元気そのもの。 でも料理好きの彼女の台所はあまり使っていない様子。 それで尋ねると、銀行のエグゼクティブとの昼食会がほぼ毎日なので、食事はそれで充分で、家では野菜の入ったパスタしか作らないとの話。

「鍋にお湯を沸かし、野菜を切って放り込み、パスタを入れ、茹で上がったらソースで和える、それだけでアツアツの穀類と野菜が食べられる。 お鍋一つで出来るのですもの、本当に最高」と☆

そして「でもパルメザンチーズだけはこうして保存して、食べる時におろして食べなきゃ駄目」。 Rが見せてくれたのは、ちょうどサイコロくらいの大きさに1食分ずつ切ってアルミ箔でキャラメルのように包んだパルメザンチーズ。 こして保存すれば酸化が防げ味が変わらない。 おろすのも野菜スライサーのこの面で、行ったり来たりでなく一方方向にすりおろすように、と、教えてくれました。日本人のご飯にごま塩のように、イタリア人のパスタにチーズにはこだわりがあるのを知り感心してしまいました。

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ベジタリアンの、それもVegan(ビーガン)に近い私は、Nutritional Yeast (ニュートリショナル・イースト)という旨味のあるチーズ味のフレークを、今はパルメザンチーズの代わりにかけて食べています。 これがなかなか美味しくて、ベジタリアンでないMさんも気に入ってかけて食べているくらいなのです。

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以前はなかなか買えなかったNutritional Yeastですが、今はアイハーブで簡単に買えるので助かります。 いろいろなメーカーのがありますが、このBob’s Red Mill の Large Flake がふりかけるのには使いやすいと思います。

次回はこのパスタの作り方、その次はペーストの作り方をご紹介したいと思います。