私の朝の楽しみは、夜中にアップされている”カリフォルニアのばあさんブログ”を読む事。今日のテーマは「自給自足の準備」でした。旱魃と堀ネズミの被害で諦めていた家庭菜園の再スタートを決意し、日本野菜の種を扱っている店から種を取り寄せて準備開始との事。私は嬉しくなって寝ぼけ眼で彼女のブログにコメントを送りました。

4月半ば、私は冷蔵庫から種の袋を出して・・・

本当に今からは家庭菜園ですね。Chiblitsさんが堀ネズミにどんなに苦労しているか、時にはあきらめの気分、よく解ります。私の住む伊豆半島は全域で鹿と猪です。鹿は畑に育っているものは勿論、観賞用の花や植木も食べるし、猪は土を掘り返して根ものを食べます。ユリの根は好物、この辺の山の百合は近年消えてしまいました。私は家庭菜園を始めて13年ですが、色々あって現在は動物除けの電気柵で囲った貸農園を借りて続けています。堀ネズミは地下から来るので柵では×、Rized Bed にして畑を用意する時、下部に堀ネズミが食い破らない様な防水シートを敷くのはどうでしょう?そうすれば潅水も節約できるし、レタス類のようなものに向いた畑になる気がします。

この夏用に何を播こうか? あれこれ考え・・・

本格的な家庭菜園は体力がいるので諦めました。手間がかからなくてシニア向な私のお薦め1番は、サラダ・ミックス等と表示されているサラダ野菜の種をミックスしたものです。私はイタリアFranchi社のMisticanzaの四季播きを愛用しています。14種類ミックスで播いた時期に合ったものが育って行きます。ベビーリーフでも美味しいので、密に播いて間引きながら楽しみます。

今年は出遅れたし体力も未だなので、やっぱりこれ

お薦め2番は、ツルムラサキ(Malabar spinach/Indian soinachi)です。発芽温度が28度で熱い地域の野菜で、ベトナムの田舎では垣根に這わせたりしていました。ツル性なので場所がなくても大丈夫、プランターにも向いています。紫色が混じっているのと、緑色だけのがあって、緑の方が美味しいとの事。その緑色種にも日本のスーパーに売っているような葉と太い茎や茎先が食べられる種類と、茎は細いツルで葉だけが食べられる種類があります。私はツル状の茎の緑種を毎夏育てていますが、肉厚の葉は手のひら大にもなりホウレン草より美味しいです。

私の育てているツルムラサキ

成長力がすごくて、畑からフェンスに拡がり近くの電信柱にまで登って行きます。病虫害もなく、一度播くと次の年はこぼれ種で増えて行きます。ゴーヤみたいに日差しの強い場所の緑のカーテンにもなりそうです。近年はどこも鳥獣被害と異常気象なので、家庭菜園は病虫害に強くて丈夫な野菜でないとガッカリして続けられなくなりがちです。

ツルムラサキを摘むMさん・2018年夏

💛 💛 💛

この春は私が体調を崩したり、自主隔離生活になったりで、夏の畑の準備がすっかり遅れてしまいました。サラダミックスは種を半分横浜へ送り、Mさんが一昨日種を播きました。伊豆の仕事場の近くに借りている貸農園は今からです。体力が未だ戻っていないので少しづつしか進みません。