4月12日の復活祭の日曜日に、イタリアのテノール歌手Andrea Bocelli・アンドレア・ボチェッリがミラノのドゥオーモ大聖堂で無観客の中でソロコンサートを行い、それがYouTubeで世界同時生配信されたのを、私は知人からのメールで知りました。

昔アンドレア・ボチェッリのファンだった私は、早速YouTubeでその「MUSIC FOR HOPE」というコンサートを聴いてみました。

新型コロナの世界的蔓延で多くの人々が家で過ごさねばならなかった今年の復活祭、この「MUSIC FOR HOPE」の音色は、言葉の違いを超えて世界中の聴く人の心に響き渡ったに違いありません。

金色に輝くコナラの花と若葉

 

YouTubeに映るミラノの街に人がいないのと、アンドレア・ボチェッリが歳をとり、痩せて、声に力がないのが私にはショックでした。彼の若い頃の私がお気に入りの動画をご紹介します。ドイツの女性シンガーとのデュエットで、男性と女性がその個性を発揮しながら調和して歌っていて感動なのです。

この若い頃のアンドレア・ボチェッリの動画を見て、私は歳をとるという事を考えてしまいました。自分は高度成長期も生きて、お金と物優先の世界を充分体験し、その結果がどうなるかを今体験しているのだと思います。この傷ついた自然や病気が蔓延する世界を次の世代にバトンタッチするのですか? 無責任過ぎます。

 

私にできる事を自分に問い直し、それにベストを尽くして今生を終えたい、健康な地球と命を若い世代にバトンタッチしなければなりません。