伊豆の山にも秋がやって来ました。
玄関先のツワブキが黄色い花を咲かせ、千両は真っ赤な実をつけています。
先日、北海道から小包が届きました。宅配便でなく普通小包、一抱えある大きさなのに意外に軽い・・・
何かしら？ 包みを開けると・・・
大小二つのポリ袋に包まれたものと、ブルーのチェック柄の封筒が、
大きい方の包み、黒くてガサガサしたものが中に入っている感じです。
開けてみると・・・
昆布です☆
立派な昆布、よい香りがぷ～んと漂って来ます。 「利尻コンブほど上等でないのですが、使い勝手のよい日高浦河の浜のコンブが手に入ったので送ります。コンブ軽いので宅配便でなく普通郵便にしました。」と手紙にありました。
これを送って下さった北海道在住のTさんは、織物を通してのお友達です。私が横浜で織物をしていた時、近所で着物を織っていたお友達の紹介で知り合いました。
Tさんは京都の西陣で織物を学び、その後、木の皮で織るアイヌの伝統織物「アットゥシ織」の研究で北海道へ行きました。そこで知り合ったハンサムで彼女よりずっと年下の現地の方と結婚し、ご主人となった方のお母さんから「アットゥシ織」を学び、現在も「アットゥシ織」を収集したり、それを生かす道を探すのに頑張っていらっしゃいます。
彼女の住む北海道浦河の、その浜で採れたコンブ。手に入ったと書いてあるけれど、彼女が浜で干したのかもしれません。菜食になってから昆布を使う事が増えた私、ベジタリアンのお友達にもおすそ分けして大切にいただく事にします。
この小さい方の包みは何なのでしょう？
黒くて丸いものが入っています。
開けてみると・・・
ピンポン玉くらいの黒くて丸いものが、
小さなビーツです☆ Tさんがご自分の畑で育てたものです。
添えられた手紙に「今年は３回も北海道に台風が来て、畑がプール状態になり、真っ赤なイチゴの実が水に浮いているのを見てビックリしました。じゃが芋も水がなかなか引かなかったので腐ってしまいガッカリです。出荷している農家の人が天災に会うのは本当に気の毒です。」とありました。
水害をくぐり抜けて育った、この小さなビーツ☆
Tさん有難う☆ 頂いた海の幸・山の幸を、大切に大切に扱って、美味しいお料理を作ります☆
